白馬主稜（２日目）

３時に起床し、４時10分過ぎにヘッデンをつけてテントを出発。
テントのある台地から白馬大雪渓を横切り主稜に取り付きました。
写真は８峰直下の雪壁を登るＩさん。


白馬主稜は無雪期にはブッシュと脆い岩場の尾根ですが、雪がつくと波のようにうねる美しいスノーリッジとなります。


８峰のコルに出た後は、ナイフリッジや急な雪壁の連続。
高度感が凄～い。
両側はスッパリ切れて滑落は許されません。一歩足を踏み外せは命はナイよ




２峰を過ぎ、最後は垂直に近い雪壁55ｍとなります。先行パーティがザイルを張っていました。


私たちもザイルを張ります。持参したのは45ｍザイルだったので、２ピッチで登ることに。
１ピッチ目は私が、２ピッチ目はＩさんがリード。
ダブルアックスでアイゼンを効かせながら登りました。アンカーはデッドマンで。

２ピッチ目では巨大な雪庇が発達していたため、最後は穴をくぐってのクライミング。凄～い


雪庇の穴から出たところは、山頂！
写真の右側に穴がありますが、ここから登りきりました！

わお～、以前から夢だった白馬主稜を無事登れたよ～
山頂ではザイルパートナーのＩさんと、ガッチリ握手。
テント出発から山頂までジャスト６時間のクライミングでした。

下りは気温が上がりグサグサの雪になった白馬大雪渓を白馬尻のテン場まで。
テント回収し温泉経由で石川県にもどりました。


本当に白馬主稜は良かったです。
登りあげたところが山頂、というのもなかなか良いですね～
人気が高い訳がわかりましたよ。来年のＧＷにあなたもいかがですか？