アゼルバイジャン共和国

「出身はアゼルバイジャンです」と流暢な日本語を話す若い女性。
知人の紹介で知り、カフェで話して意気投合し、雪の山へ登ってテント泊。
行先は細蔵山でした。

テントの夜、アゼルバイジャンの話をいっぱい聞きました。
マスメディアを通じてその国の名前は知っていても、実際のイメージは湧きません。日本同様アジアの国ながら、言語も文化も民族も全く異なる国です。

そこで急いで調べてみました。


　アゼルバイジャン共和国 Azerbaijan
・位置　北緯40度、東経48度付近
・国境　西：トルコとアルメニア、北西：グルジア、北：ロシア、南：イラン、
　　　　東：カスピ海
・面積　8万6,600平方km（日本の約4分の1、北海道よりやや大きい）
・人口　930万人
・首都　バクー
・民族　アゼルバイジャン系（91％）、レズギ系（2％）、ロシア系（2％）など
・公用語　アゼルバイジャン語（トルコ語に近い）
・宗教　イスラム教シーア派

ふむふむ　
次は歴史、周りの国々から翻弄されてきたことがわかります。

・3～7世紀　サーサーン朝ペルシアの支配
・7～10世紀　アラブの支配
・11～13世紀　セルジューク朝諸政権の支配
・13世紀～　モンゴル帝国に編入、イル・ハーン朝の支配
・16～19世紀　イランのサファヴィー朝、ガージャール朝による支配
・1918年　アゼルバイジャン人民共和国独立宣言
・1920年　バクーにソヴィエト政権樹立、アゼルバイジャン・ソヴィエト社会主義共和国成立
・1922年　ソ連邦結成に参加
・1991年8月30日　アゼルバイジャン共和国独立宣言
（国旗）

　そして現在は、
・政体　共和制
・元首　イルハム・アリエフ大統領（任期5年、2008年10月二選）
・首相　アルトゥール・ラシザデ
・主要産業　石油・天然ガス（バクー油田）、石油製品、鉄鉱等
・GDP　544億ドル（一人当たりGDPは6008.2ドル）
・GDP成長率　5.0％
・輸出　原油、石油製品、天然ガスなど（相手国はイタリア、フランス、イスラエル等）
・輸入　機械、電気製品、食品類、鉄製品（相手国はロシア、トルコ、ドイツ等）
・通貨　マナト（Manat）1ドル＝0.79マナト

　日本との関係は？

・1992年9月に外交関係が始まり、2000年1月には日本大使館が、2005年10月には在日アゼルバイジャン大使館が開設されました
・経済関係：日本からの輸出68.5億円（機械類など）、輸入0.6億円（石油及び同製品）
・在留邦人数32人、在日アゼルバイジャン人数55人

　え～、日本に暮らすアゼルバイジャン人はたった55人なんだ！そのうちの一人と友人になれたって、凄いなぁ。

若くてエネルギッシュな彼女と山に行く約束をしました。とっても楽しみ！
そしてアゼルバイジャンがとっても身近に感じられます。

＊冒頭写真：カスピ海