ブナの中庭で

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大笠山・笈ヶ岳周回登山(2)

2019年03月24日 | 山登り
暴風雪の夜が明けて、いよいよ2座のアタックへ。

***
1日目の夜は満天の星で眠りについたけれど、夜半にテントを揺すぶる風に目が覚めました。
そしてテントを叩く雪の音・・・。
明けて2日目は30㎝を越える新雪。
風は相変わらず強いけれど、天候は回復に向かうと信じて8時に遅い出発。

まずは大笠山へ向かいましたが、ブリザード。



10時に大笠山。


相変わらず強風&時々雪の中、いよいよ笈ヶ岳への稜線へ足を踏み入れました。


この稜線上には宝剣、錫杖という2つのピークがあり、雪の付き方によっては難しく、同行のKさんとWさんが2年前に来た時には錫杖で撤退しています。
はたして今回は突破できるか、不安でいっぱい。


まずは宝剣へ。

新雪の下には硬い雪、幸いアイゼンがよく効いてくれました。

急斜面のトラバースを突破した後、錫杖への斜面へ。




ここから望む笈ヶ岳への稜線。


近づく山頂、一歩一歩が嬉しい。


歩いてきた稜線を振り返って。


笈ヶ岳、15時。

4人助け合ってここまで来れました。感激で胸がいっぱい。

今晩のテン場は前笈から下った1600mコル付近。
テントから眺めると、新雪に私たちのトレースがクッキリ。

結局、3日間誰にも会いませんでした。

夕焼けに輝く前笈。


この夜も相変わらず風は嘶いていましたが、満天の星。
加賀平野の夜景が手に取るようでした。

ここまで来れば後は楽しい下山と思ったが・・・、なかなか厳しい3日目が待っているとは。
(続きます)

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