ブナの中庭で

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東日本大震災から10年

2021年03月11日 | 地質・地形・地球科学
震災直後、ボランティアに入った石巻では強烈な体験を。

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(本記事の写真は全て私が撮影したものです。転載ご遠慮ください)

3月11日、私は勤務先でデスクワーク中。
超長周期の揺れ、これまで体験したことの無い揺れでした。
「これは巨大地震発生」と直感。
その後の報道映像を見て居ても立ってもいられず、3月19日現地に向けてボランティアへ出発。
行先はなんとか道がつながっていそうな石巻。

被災現地ではガソリンがないとのことで、持っていく。


周りに声を掛けたら、救援物資がたくさん集まった。


メッセージも一緒に届けたい。


3人で交代しながら夜中も瓦礫満載の道をずっと運転して、朝には何とか石巻に到着しました。

夜が明けて石巻、目にしたのは給水車に並ぶ人々の列。


避難所の入口には、どこにもたくさんの張り紙。
心が痛みます・・・


家族はどこに避難しているのか。家族の消息も分からない状況でした。
避難者名簿で家族を探す・・・、叫び声と泣き声と歓声が行きかって・・・。


避難所はギッシリ。


外では自衛隊員が御飯を炊いておにぎりを握っていました、手を真っ赤にしながら。


日和山公園から見下ろす石巻市街地。
全て津波の被害、壊滅状態。


石巻の中心市街地。


この家では仏壇の位牌を探しました。


この中華料理屋ではひっくり返った冷蔵庫を起こしました。


この家では津波の汚泥を除去する作業をしました。


石巻市街はメチャクチャ。




石巻専修大学のグラウンドにテント泊をしてボランティア活動をなんとか続けました。

ボランティア最終日、石川に戻る日。
ガソリンを求めてガソリンスタンドから2km以上並ぶ車の列。


この列を見ながら帰路につきましたが、心が痛みました。

あの日から10年。
被災地のみなさんが少しでも心穏やかに過ごされることを、祈っています。

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