ブナの中庭で

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地方の公共交通機関を守りたいな

2009年01月05日 | 交通・交通システム
「名鉄揖斐線(いびせん)」は、岐阜市の忠節駅から揖斐郡大野町の黒野駅を経て、揖斐川町の本揖斐駅までの18.3kmを結んでいた鉄道です。黒野駅から分岐して谷汲村(現揖斐川町)の谷汲駅までを結ぶ谷汲線もあり、華厳寺への参拝者に多く利用されていました。
しかし2005年4月1日に全線が廃止。このときには、同じ名鉄の路線であった岐阜市内線・美濃町線・田神線も廃止されています。宅地化が進む岐阜市西郊の通勤・通学路線であったのに、残念です。廃線後の岐阜市内は車交通量が増加し渋滞が目だって増えたそう。(エコじゃないねぇ‥‥残念

(旧)谷汲駅を先日の妙法ヶ岳登山の際に訪れてみました。
現在、駅舎、ホーム、車両等が保存されています。




揖斐川町が運営しているコミュニティーバス。妙法ヶ岳から下山し、横蔵寺の門前から終点の養老鉄道揖斐駅まで乗車しました。乗車時間45分で料金はたったの200円、安さにビックリ!

運転手さんに伺った話によると、バス会社が路線運営から撤退したが住民の足確保のため地元揖斐川町が運行を引き継いだそうです。
「しかしいつまで続くのか、心配だなぁ‥‥。町も財政赤字を抱えているし」

このような地方自治体が運営するバス、税金を投入しての運営なので「費用対効果」を理由に撤退する自治体も増えています。
しかし交通弱者が切捨てされる社会、本当にいいのでしょうか。
みんなが安心して暮らせるためには、公共交通機関は最大限守るべきと思います。

私もこれから登山する場合は、できるだけバスや鉄道を使うことにしよう。
ささやかだけど、せめて、できることから!

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