むつ市の田名部まつり

六ヶ所村での核関連施設の視察。
「日本の核廃棄物処理は‥‥」「日本のエネルギーの将来展望は‥‥」
重大な問題に改めて心を痛めていたのです。

青森の友人の車に揺られ到着したむつ市。今晩はここに宿泊の予定。
ところが‥‥、車を止められました。
この看板によって。


田名部神社のお祭が18～20日に行なわれており、今晩がクライマックス。
むつ市の町中がお祭一色でした。






「田名部まつり」は下北半島最大のお祭り。京都祇園の流れを汲む５台の山車が市内に繰り出し、練り歩いています。
京調を帯びたお囃子、山車の飾り付け。





市内が５つの町内に別れ山車を引くのですが、みなさん揃いのハッピ姿。カッコイイ～




祭のクライマックスは、今夜20日深夜に行なわれる「５車別れ」です。
町の中心の辻に引き揃った５つの山車、その真ん中で５町の代表が、行く夏を惜しみ、来年の再開を期して、別れの酒を酌み交わすのです。


「石川県から来ました」と行った私に、「よく来てくれた」と一番最初にお神酒を振舞って頂きました。感激～、ありがとうございます。




このお祭りについては、寛政５年（1793）の菅江真澄の記録にも書かれています。
長い歴史の息づいた素晴らしいお祭に出会うことができて、幸せ
深夜まで下北の風に吹かれました。