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次世代型の照明いろいろ

2008年12月09日 | 環境技術・環境制度
世界の電力消費量の2割を照明が占めています。今後温暖化を抑えるためには、発光効率の高い次世代型の照明を取り入れるのが効果的です。

「発光効率」とは1Wの電力でどれだけの光量を出せるかを示す値で、単位はlm/W(ルーメン毎ワット)。
さっそく照明タイプごとに比較してみましょう。

 白熱灯:15~25(lm/W)
 蛍光灯:80~110(lm/W)
 LED:40~60(lm/W)
 有機EL:100~200(lm/W)

白熱灯は電力を光ではなく大部分を熱に変えてしまうため効率が極端に悪いんですね。

LEDとは発光ダイオード、最近は照明の他に信号機にも使われています。発光効率が蛍光灯より劣るのは、回路によるロスやまぶしさを防ぐための構造上の問題のため。しかし2010年には100(lm/W)、2030年には200(lm/W)が達成できると予測されています。
(最近の信号はLED)

また有機EL(エレクトロルミネッセンス)とは、蛍の発光と同じ原理を用いた新世代照明で、廃熱がほとんどないという長所をもちます。山形大学で開発され、すでに携帯電話や薄型テレビに実用利用されています。

さて次に寿命を比較してみました。

 白熱灯:1500(時間)
 蛍光灯:1万(時間)
 LED:4万(時間)
 有機EL:1万~(時間)

LEDの4万時間とは、「1日11時間使用して10年間は交換不要」ということ。素晴らしいなぁ~

白熱灯の製造販売をやめると宣言している日本の大手電機メーカーもあります。
どんどんエコ技術は進んでいきますね。

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