中国は2007年の「再生可能エネルギー中長期計画」で、風力発電の目標を策定しました。
それによると風力発電設備容量は‥‥
2005年 131万kW
2010年 500万kW(2005年の3.8倍にする)
2020年 3000万kW(2005年の22.9倍にする)
しかし2008年実績で既に1221万kWと、2010年目標を2倍以上、大きく達成しています。
どうして短期間にこのような成功を収めているのでしょうか
それは風力発電に関する優遇政策を導入しているからなのです。
例えば、
・制限なしで優先的に送電線に接続でき送電できる
・発電電力を割高な固定料金で電力事業者に全量買い取らせる(FIT制度)
・発電電力の買取などによるコスト上昇分は、電力料金に上乗せして調達
(1000kWhあたり1元=14.5円)
また風力発電の設備拡大のため、今後約7千億元(10兆円)を投じる予定とのことです(中国国務院)。
「へ~っ、10兆円 桁違い~」
そして同時に風力発電設備産業の育成にも、本腰を入れています。
中国国内のメーカーに対して、風車1kWあたり600元(8700円)の補助金を助成し、メーカーの育成を始めました。
一方、日本はどうでしょうか。
残念ながら、日本の自然エネルギー政策は太陽光にちょっとだけ力を入れる程度で、風力には「逆風」が吹いています。
風力発電メーカーへの支援策も無く、その結果、国際市場で戦える日本メーカーはありません。
ぜひ本気の風を吹かしてくださいよ、麻生さん。
(冒頭写真:内モンゴルの輝騰錫勒(ホイタンシル)草原)
それによると風力発電設備容量は‥‥
2005年 131万kW
2010年 500万kW(2005年の3.8倍にする)
2020年 3000万kW(2005年の22.9倍にする)
しかし2008年実績で既に1221万kWと、2010年目標を2倍以上、大きく達成しています。
どうして短期間にこのような成功を収めているのでしょうか
それは風力発電に関する優遇政策を導入しているからなのです。
例えば、
・制限なしで優先的に送電線に接続でき送電できる
・発電電力を割高な固定料金で電力事業者に全量買い取らせる(FIT制度)
・発電電力の買取などによるコスト上昇分は、電力料金に上乗せして調達
(1000kWhあたり1元=14.5円)
また風力発電の設備拡大のため、今後約7千億元(10兆円)を投じる予定とのことです(中国国務院)。
「へ~っ、10兆円 桁違い~」
そして同時に風力発電設備産業の育成にも、本腰を入れています。
中国国内のメーカーに対して、風車1kWあたり600元(8700円)の補助金を助成し、メーカーの育成を始めました。
一方、日本はどうでしょうか。
残念ながら、日本の自然エネルギー政策は太陽光にちょっとだけ力を入れる程度で、風力には「逆風」が吹いています。
風力発電メーカーへの支援策も無く、その結果、国際市場で戦える日本メーカーはありません。
ぜひ本気の風を吹かしてくださいよ、麻生さん。
(冒頭写真:内モンゴルの輝騰錫勒(ホイタンシル)草原)