ブナの中庭で

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奥穂高岳・南稜

2017年09月23日 | アルパインクライミング
W・ウェストンが奥穂への初登ルートを、ルーファイを楽しみながら登りました。

***
奥穂高岳・南稜は、岳沢上部から吊尾根へ伸びる急な岩尾根で、途中に「トリコニー」と呼ばれる三つの岩峰があります。
W・ウェストンにより1912年に初登され、バリエーションのクラッシクルートとして有名。
青天の9月23日(土)に登ってきました。

朝まで続いた弱い雨も上がり、週末の晴れ予報に平湯温泉アカンダナ駐車場には登山者が長蛇の列。
始発5:20には乗れず臨時便で上高地へ入ることができました。

まずは岳沢小屋へ。ここまでは楽しいハイキングです。


小屋でハーネスなど登攀具を身につけて、いざ南稜へ出発!
ガレガレの沢を詰めていきます。
雪渓に出会ったの後はアイゼン&ピッケルで万全に。




雪渓から右岸へ移って、いよいよ南稜アプローチのルンゼへ。
柱状節理が美しい~♪


ルンゼを詰めます。



ルンゼ上部の三又は右ルートを選択しました。

ルンゼ最上部からは支尾根へ登り上げます。
岩壁やらハイマツの藪漕ぎやら、実にいろいろ。
ルートを見つけながら進みます。




一峰モノリスが見え始めました。


一峰の核心部、この溝を右から左へエイヤッと飛び越えます。


登ってきた一峰を振り返って。

(よくぞ登ってきた‥)

続く二峰は楽しく登り、「三峰」はルートから外れているので登らずに。
すこし上がって振り返ると、左から一峰、二峰、三峰が。


周囲は素晴らしい岩、岩、岩。




いよいよ吊尾根に向かって高度を上げていきます。広い岩尾根へと変わりました。
登り易い所を登って行きます。


一カ所、7~8m程度の懸垂下降があります。
そのためにロープを持ってきたのですが、なんとフィックスロープがセットされていました。

最後は吊尾根の「南稜の頭」へ急な登り、ゼイゼイ。


南稜の頭からは5分ぐらいで奥穂高岳の山頂へ、ヤッタ~!


登ってきた南稜を眺めた後、穂高岳山荘へ向かいました。

23日は山荘で泊まり、翌日は西穂から上高地を目指します。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nomrun)
2017-09-25 20:40:47
一日違えば西穂でお会いしたかも!....です。
ガスの中23日に登ってました( ´艸`)

24日はジャンダルム寄り道で、上高地までですか?
天気も良くて、快適な縦走だったのでしょうね!
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nomrunさんへ (Repu)
2017-09-25 21:33:45
あらら‥、残念。24日は奥穂から西穂経由で上高地でした。nomurunさんにお会いしたかったです。24日は澄み渡った秋空に北アルプスの峰々がクッキリ、素晴らしい日でした。
コメントありがとうございました。またどこかの山でお会いできますように。
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