ブナの中庭で

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アルジャンチェール氷河の後退

2009年08月05日 | 地球温暖化・地球高温化
ただ今、シャモニー(仏)の中央博物館では「氷河展」が実施されています。
氷河の科学に始まり、歴史、人々の生活との関係など、非常に興味深い内容ですが、ひときわ目を惹くのは「氷河の後退」

シャモニー郊外にあるアルジャンチェール氷河、(上)1860年、(下)2006年。


塔はアルジェンチェール村の教会ですが、140年余で氷河の違いにビックリ!

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そのアルジャンチェール氷河へ、シャモニーから日帰りで巡検に行ってきました。
ゴンドラを利用し途中駅から40分歩くと、すぐ目の前に氷河が現れます。

おお~!大変な迫力。


その時「ド・ド~~ン」
凄まじい轟音をたて氷河末端が崩れました。

そして、
また「ド・ド~~~ン」

またまた「ド・ド~~~ン」

どんどん崩れていきます。まさに氷河後退の現実を目の当たり!

氷河から15分歩いて下るとLognan小屋に出ます。


ちょっと一服。薫り高いコーヒー、美味し~い!


この小屋、夏は登山客、冬はネイチャースキーヤーで賑わうそうですが、本日はガスのため静かでした。
そこで小屋の中を探索してみると、こんな写真が‥‥

約100年前のもの、小屋は氷河に囲まれています。しかし現在の氷河末端は小屋から上部へ歩いて15分のところでした。
(私が撮った上の写真と比較してみてね)

小屋を後にしてトレッキングコースを歩いて下ります。
自転車の人もいてガンガン下っていきました。


2時間弱で駅に出ました。この赤い電車でシャモニーまで2駅で戻れます。

1日の氷河見学コース、歩いて楽しいのですが、温暖化による氷河後退を実感できる怖~いコースでもあります。

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