上級・超級日本語学習者のための本書。著者は私の旧来の友人です。スゴイな~
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著者の藤田佐和子さんは、長年、金沢大学国際機構留学生センターと富山大学国際交流センターで、日本語の授業を担当してきた方。
「はじめに」から抜粋して紹介します。
本書は漢字と語彙について深く考えるための教材です。金沢大学の最上級レベルの漢字・語彙クラスで10年以上使われてきた教材から作られました。
大学の私のクラスでは、積極的に話し合い、みんなで知恵を出し合って、漢字と語彙について深く考えるトレーニングをしています。それより上のクラスは無いので、クラスを終了した後は自分の力で漢字や語彙を勉強していかなければなりません。そのため、この教材では、漢字や語彙を自分で考えて学んでいけるように、様々な工夫がなされています。
(紹介ここまで)
狂言、漫画、随筆、論評などを用いながら、漢字と語彙を学べる構成となっています。
私も読みながら「へぇ~」「ナルホド‥」「知らなかったけど‥」とつい声にでるような、内容で面白いです。
「上級・超級日本語学習者のための 考える漢字・語彙」
藤田佐和子著、ココ出版、2400円+税、2015年4月発行
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著者の藤田佐和子さんは、長年、金沢大学国際機構留学生センターと富山大学国際交流センターで、日本語の授業を担当してきた方。
「はじめに」から抜粋して紹介します。
本書は漢字と語彙について深く考えるための教材です。金沢大学の最上級レベルの漢字・語彙クラスで10年以上使われてきた教材から作られました。
大学の私のクラスでは、積極的に話し合い、みんなで知恵を出し合って、漢字と語彙について深く考えるトレーニングをしています。それより上のクラスは無いので、クラスを終了した後は自分の力で漢字や語彙を勉強していかなければなりません。そのため、この教材では、漢字や語彙を自分で考えて学んでいけるように、様々な工夫がなされています。
(紹介ここまで)
狂言、漫画、随筆、論評などを用いながら、漢字と語彙を学べる構成となっています。
私も読みながら「へぇ~」「ナルホド‥」「知らなかったけど‥」とつい声にでるような、内容で面白いです。
「上級・超級日本語学習者のための 考える漢字・語彙」
藤田佐和子著、ココ出版、2400円+税、2015年4月発行
本の元になる教材は、もう15年も作り直しながら使い続けているものですが…
今回、出版社さんからお話をいただいてからは、生教材については、著作権の問題もあるので、作り替えたり、著者の方々や出版社さんと交渉したり、お願いしたりと、思いがけず、いろいろな経験もさせていただきました。
おかげで、長い間ファンだった漫画家の青池保子先生の『エロイカより愛をこめて』の漫画も使わせていただけることになりましたし、
本を作っている間も、とても楽しかったです。
結果、かなり趣味的な本になってしまいましたが(笑)、クラスでの評判は上々です。
「漢字を勉強していて、こんなに楽しいのははじめて」というようなことを、よく言われます。
解答はついていますが、設問は短い解答では到底済みそうにないものが多いので、『考える漢字・語彙 知恵袋』をネットで見ることができるような形にしました。
『考える漢字・語彙 知恵袋』を使えば、ひとりでも学べる形になっているので、
できれば、たくさんの人に使ってもらえるといいなー。
本を作っているとはお聞きしていましたが、長い時間をかけて熟成させて、この世にでてきた本なのですね。
佐和子ちゃんの情熱があってこそ、完成にこぎつけたのだと思います。あらためて、本当におめでとう!
ひとりでも多くの方がこの本を使って、日本語を学んでほしいですね。
漢字と語彙ということは、単語の勉強ということでしょうか? 漢検で言うと何級くらいのものですか? 漢検1級の語彙はほとんど使えないくらいに難しいと聞いたことがあるので、気になりました。
ぼくも、文章を書くのが好きなので、もし自分にも読めるレベルのものであれば、購入を検討してみたいです。
でも、従来の漢字テキストとはかなり違っていて、たくさんの漢字や語……細切れになったものを覚えるための本ではありません。
漢字と語について、深く楽しく(笑)学ぶための本です。
例えば「成績」「業績」「実績」を使い分けようとすると、「業績」と「実績」は結構むずかしいということがわかります。
辞書を調べても、よくわからない感じで(笑)
この本では、そういうのを扱っています。
漢検で言うと準2級くらいだと思います。
漢字は難しくないし、語も一般的なものですが、
やってみると、結構むずかしいはずです。
先日、日本語教育学会に行ったのですが、その時には「大学院で勉強している日本人学生に使ってみたい」とおっしゃってご購入くださった先生もいらっしゃいました。
確かに、そういう方にも使ってもらえそうな、「考える漢字」の本なのですよ。
よかったら、眺めてみて(と言っても、一般書店では注文しないと買えませんが)、感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
ではでは。
超遅レスにて、大変失礼いたしました。
拙コメントにお答えいただいて、ありがとうございました。
少し高価ではありますが、給料が入り次第、購入しようと思います。なかなか大人になってから、漢字を勉強する機会もないので、いいタイミングでした。
Repuさんにも、書籍紹介して戴き、ありがとうございました。
もともとが留学生のために作ったものなので、「覚えましょう」の部分は基本的すぎてPearswordの役には立たないかもしれませんが(辞書みたいな部分なので)、
「考えましょう」を楽しんでいただけたらいいなーと思います。
「考えましょう」の「1.考えることば」は、「なんで、こんなものが必要なの?」と思われるような、怪しい設問がいっぱいあるのですが、
それは、留学生に楽しんでもらうため、考えてもらうためで、例えば「枝葉末節にこだわるな」なんてのがあるのですが、辞書を調べてもすぐに忘れてしまいそうな「枝葉末節」を漢字から考えてみましょう!というようなことをやります。
実際の木で、考えてみましょう。一番太い所は?……幹。次に太いのは……枝。その先が葉。
そうすると、枝とか、さらにその先の葉は、根幹でない小さな、些細な、あんまり重要な部分じゃない部分なんだなーというようなことを、授業ではするのですが、
テキストだけ見ても、きっと「遊び方」(笑)がわかりにくいと思うので、ご購入いただいたら、ぜひ『知恵袋』を申し込んでくださいね(申し込めば、無料で手に入れることができます)
使って、遊んでいただけたら、とても嬉しいです。
もし使われたら、よろしければ感想などお聞かせいただけると、なお嬉しいです。
藤田さん、このまえようやく本が入荷したので、取りに行きました。ぱらぱら見る限りでは漢字自体はそれほど難しくなさそうです。記憶力が極端に悪くなってきているので、なかなか覚えるのは難しいですが、頭の活性化と思って、暇を見てやっていこうと思います。
「知恵袋」はまだ手にしてはいませんが、無料配布ならば、申し込もうと思います。
ありがとうございました。