ブナの中庭で

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キリマンジャロ(5895m):その4 

2012年01月19日 | 山登り
1月5日(入山5日目)、輝く朝日が私のベッドに射しこんで目が覚めました。今日も快晴。入山から毎日続く素晴らしいお天気に、感謝。

ゆっくりと朝食をいただきます。ポリッジ、ミルクティー、トマトオムレツ、そしてマンゴーとパイナップル。
ポリッジとはウレジ(キビのような雑穀)のお粥で、ほの甘い味付け。美味しい食事のおかげでキリマンに登れたんだなぁ、としみじみ有り難く思いながら頂きました。

8時すぎ、澄み渡った青空の下、出発。今日の行程は、登りでの1日目と2日目の分を一気に下ります。
最初はキリマンの広い裾野をトラバース気味に下る、展望のよいコース。やがて森林帯に入り、昼食はマンダラ・ハットで。その後は深い森を下るルート。
昨日は氷河を歩いていたから、高度による植生の変化と景観の多様性、本当に素晴らしいの一言です。

行きかうポーター。なんという素晴らしいバランス感覚!


先を歩くサブガイドのモジィーが突然立ち止まり、森の先を指さします。

アビシニアコロブスです。白と黒の毛並が美しい。10頭ほどがゆっくりと姿を披露してくれました。

下りながらモジィーからキリマンジャロの歌を習いました。スワヒリ語です。

♪キリマンジャロ、キリマンジャロ、キリマンジャロ、リマンブレフサナ~
♪ナマウェジ、ナマウェジ、ナマウェジ、リマンブレフサナ~
(意味:キリマンジャロは高い山、キリマンジャロは美しい山)

こんな素敵な山から下りたくなくて、一歩一歩惜しむように歩いたけれど、登山口ゲートに到着してしまいました‥‥。


ゲートの厚いノートにサインして、下山確認。

大満足です!
売店で地ビール「キリマンジャロ」を見つけて、一気飲み。美味しいぃぃぃ~~~

ゲート前の案内板、その上に乗っているのは、キリマンジャロ!

私をサポートしてくれた3人のポーターと笑顔で握手して別れました。私のために重い荷物を運んでくれてありがとう。
そしてサブガイドのモジィーはモシの町まで一緒に下りました。

「モシの町を案内するよ。あなたが飲んでみたいと言っていた、バナナから作る地酒を、飲みにつれて行ってあげようか?ただし怪しい酒場だけど、大丈夫?」

えぇ~、そんな嬉しい!

「Ndiyo. Tuendi!」ンディヨ、ツゥェンディ! もちろん、行きましょう!

さてさて、この続きは??
それは、またのちほど。

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