ブナの中庭で

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石川労山・救助隊技術訓練

2016年09月22日 | 山の技術
クライミング時の事故、さて、どうするか?

***
石川勤労者山岳連盟の救助隊メンバーが集まって、研修会を行いました。
会場は富山県立山町の国立登山研修所です。

この施設、登山技術習得のための屋外と屋内の人工壁が完備されています。
本日は雨天のため、屋内人工壁で行いました。


●訓練1「登山道から滑落した同行者を引き上げる方法」
 荷重1/3のシステムの構築です。
 恥ずかしながら、スムーズにできず‥‥。要復習デス!!

●訓練2「ロープでの登り返し」


●訓練3「自分はビレイヤーでリード者が転落した場合を想定して、ロープのテンションを解きリード者を下す方法」
ビレイの仮固定、プルージックセット、マリナ―ノット、イタリアンヒッチ、その仮固定を使用します。
頭がこんがらがる~

●観察4「カウンターラッペル」


●訓練5「自分はリード、終了点でセカンドを引き上げていた時にセカンドは落石で負傷し意識不明。さてどうするか?」
これは難しかったです。
引き上げか、引き下ろしか?負傷者のテンションを解く方法は?

今日一日、登攀技術の向上のために、仲間のみなさんと頑張りました。
ありがとうございました。

2 コメント

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大島陽一さんへ (Repu)
2016-09-29 21:27:16
大島さん、やっぱりロープの切断ですか‥!
おっしゃる通りケースバイケースではないかと思われます。
なによりも、事故(フォール)がおこらないように注意して登らなければと思っています。
コメントありがとうございました。
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負傷者ロープテンション解除 (大島陽一)
2016-09-28 19:26:56
リーダー、フォロワーともぶら下がったり転落してロープが緊張状態にあるとき、それを解くのはとても困難です。やり方はいくつかありますが、手間と労力(場合によっては抜重できないこともある)と時間がかかります。危急時ということを考慮すると、今のところ、システムも単純で時間も早い、テンションロープのナイフによる切断が一番ではないかと思っています。もっともそれにこだわるつもりはなく、臨機応変に対処できるよう試行錯誤の日々です。
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