自然エネルギーの買い取り価格が決定

自然エネルギーを電力会社が買い取る価格が決定しました。自然エネルギー普及のためには、なかなか良い価格（高価格）だと思います。

＊決められた買い取り価格（1kWhあたり）と買い取り期間＊

●太陽光　42円、10～20年

●風力
　　小型：20ｋW未満　57.75円、20年
　　大型：20ｋW以上　23.1円、20円

●地熱
　　小型：1.5万ｋW未満　42円、15年
　　大型：1.5万ｋW以上　27.3円、15年

●中・小型水力
　　200ｋW未満　35.7円、20年
　　200～1000ｋW　30.45円、20年
　　1000～３万ｋW　25.2円、20年

●バイオマス
　　メタン発酵ガス化　49.95円、20年
　　一般木材　25.2円、20年
　　
私が所属するNPO市民環境プロジェクトが輪島市に建てた「市民風車のとりん」（冒頭写真）。発電した電力は全量北陸電力に買ってもらっていますが、その価格は上記の価格に比較して「びっくりするほど安い」です（ここで価格は公開できませんが）。

決定された買い取り価格なら、今後自然エネルギー発電に参入する企業や個人も増え、自然エネルギーの普及が大幅に進むでしょう。

ただし注意しなければならないのは、この価格で自然エネルギーを購入する電力会社は、その費用を負担しないという点。家庭や企業の電気料金に上乗せされます。
この上乗せ料金は、まだ発表されていません。

まず電力会社は無駄な経営コストを削減し、上乗せ分が大きくならないようしてもらいたいです。