記事「５アンペア生活 原発ゼロへ小さな手応え」

朝日新聞社の斎藤健一郎記者は、３か月前に東京電力との契約を最小の５アンペアに下げました。
「一度に流せる電流の上限が５アンペア」は、電子レンジ、炊飯器、エアコンなどが使えないということ。
しかし猛暑だった今夏でも体調を崩すことなく乗りきったそうです。

５アンペア生活へと切り替えたきっかけは、福島原発の事故。
昨年秋まで福島赴任だった斎藤記者は、育てた農産物や郷土を多くの人が奪われる姿を目にし、「様々な犠牲を強いている電力会社の電気をジャブジャブと使う気分にはなれなかった」。

しかし５アンペア生活は、発見に満ちたものだったそうです
鍋でご飯を炊き、コンビニ弁当は蒸して温めるなど、「工夫を重ね生活の幅が広がる実感があった」。

彼の実践記事は７月下旬、朝日新聞紙上でレポートがありました。私も読み非常に感銘をうけたことを覚えています。そして彼の元にも数多くの共感の便りが届き、アンペアダウンに取り組んだ人も多いとのこと

政府は「2030年代に原発ゼロ」の目標を打ち出す一方、原発再稼働の方針も示し、エネルギー政策は迷走状況。
未来を変えるためには、「我々一人ひとりの暮らしのあり方」と斎藤記者は結んでいます。

さて、２人暮しの我が家が５０アンペア契約を３０アンペアに変えたのは１０年程前のこと。以来一度もブレーカーが落ちたことはありません。
斎藤記者同様に、今年の夏も一度もエアコンは使わず、扇風機と団扇で乗り切りました。でも電子レンジは使っています‥‥。

氏のように５アンペアは難しいかもしれませんが、せめて２０アンペアまで落とせないかな？
ただ今検討中です。