ブナの中庭で

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能登の大浜大豆

2009年10月20日 | 食・農業
大手種苗会社に野菜の種や苗は「握られている」という話を聞きますが、まだまだ地方には独自の種が残されています。
今回の「大浜大豆」もそのひとつ。

去年春に奥能登に遊びに行ったとき偶然見つけて購入しました。
水煮にしてそのまま食べたところ、その甘さにビックリ
しかも大豆を煮るときに通常は鍋の中で盛り上がるようなアクが、ほとんど無いんです。もうひとつビックリ

煮豆と大豆サラダを作りましたが、豆の風味をしっかり持ちながら優しい甘さ。
すっかり魅了されました。

この大浜大豆、昭和40年(1965)頃までは能登半島の外浦地区一帯で栽培されていたけれど、現在では珠洲市でわずかに栽培されているのみとのことです。
全国での主力品種である「エンレイ」に比べてやや粒が大きく、へそが黒いのが特徴。また晩生であり収穫は11月中下旬頃。
栽培に時間がかかることも、栽培面積が減少した理由のひとつと思われます。

この大浜大豆の他に、石川県には独自の野菜が多く残っています。
例えば金時草、源助大根に金糸瓜(別名:ソウメンカボチャ)。
どれも美味しいですよ~。
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ぜひ皆さんも召し上がれ。
そしてこのような、昔から栽培され伝えられてきた種を大切にしていきたいですね。

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