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噴火するかも!? 白山火山

2010年10月27日 | 地質・地形・地球科学
10月に遡行した大白水谷は、白山の東面を流れる沢です。
火山性噴出物のため礫の表面には硫黄化合物が付着して白くなっていました。
滝も白く染まり、青空に映えて美しかったナァ~ 


この大白水谷の上流部、二俣で見た風景。左俣から赤っぽい水、右俣からは青白い水が合わさっている様子。

恐らく左俣は鉄に富んだ水、右俣は火山性の硫酸イオンが溶け込んだ水。
こんなにくっきりと見られるのも珍しいですね~

北方白山では白山が火山であることを実感させてくれます。

これは岩間温泉、全くオープンな露天風呂。岩間道はこのお風呂の横を通って登ります。
北方白山には「岩間の噴泉塔」など、河原に温泉が湧いているところがあります。マグマが健在である証拠!


石川県白山自然保護センター「白山の人と自然」シリーズの「地学編」(平成4年)によると、白山で最も古い活動は『加賀室火山』で、43万年前と32万年前の2回噴火。

次の活動は13万年前と11万年前。地獄谷(北方白山)付近に中心をもつ大規模な成層火山(富士山型)だったそうですが、山体崩壊や侵食によりほとんど残っていません。

新白山火山は8,000年以上前から活動が始まり、約350年ほど前まで何度も噴火していたことが解明されています。
白山火山は分類上は「活火山」,将来も噴火の可能性があります。


北方白山の火御子尾根、火山性堆積物でできています。

白山最高峰の剣ヶ峰から望む、大汝峰(左)と剣ヶ峰(右)。
いずれも火山噴火でできたもの。噴出口が陥没して池になっています。


最後の白山噴火から350年。そろそろ爆発もあるかもしれません‥

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
噴火 (morimiki)
2010-10-28 10:57:16
火山灰でパソコン動かなくなると困るので、ほどほどの噴火を楽しみに待つことにしましょう。もうじき雷の季節。これも楽しみ。
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火山灰 (Repu)
2010-10-28 21:24:53
日本の上空は西風が卓越しているので、噴火してもおそらく火山灰は東に流れて、岐阜県側に行くと想像されます。だから北陸はダイジョーブ!
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