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1円エアコン

2010年06月17日 | 環境技術・環境制度
「電球1個分の消費電力か…。いいなぁ、そのアイデアは」
 プロジェクトリーダーの佐藤雄彦(たけひこ)がこう発した瞬間から、方向はほぼ決まった。
 「東芝のエアコンにとって、省エネ性能は最大の特徴なんだから」
 確認するようにゆっくりとした口調で、佐藤は続ける。異を唱える意見は出ない。
 「(45Wの)電球1個なら、消費電力は1時間1円程度で済みます」
 メンバーが発した何気ない一言に、佐藤はビビッドに反応したのだった‥‥。

2008年1月3日、東芝の家庭用エアコン「大清快」開発関係者が10人ほど集結した合宿での会話。
そして1円エアコンを支えたのが「デュアルコンプレッサ」、東芝が開発した独自技術。

エアコンの心臓部はコンプレッサ。自動車に例えればエンジン。東芝は、ロータリー式の冷媒圧縮室(シリンダー)を2つ備えた「ツインロータリー」方式のエアコンを、業界に先駆けて1988年に開発していました。

デュアルコンプレッサは、エアコン運転開始時の大能力が要求される領域では2シリンダー運転を行い、設定温度付近などの小能力域では下部の圧縮室を空転させて1シリンダー運転に切り替えて、大幅な省エネを実現させる技術です。
(以上、東芝「大清快」のサイトより抜粋・引用)

エアコンは電気をくう、というのは既に過去の話。もはや、扇風機並みの消費電力です。
詳しくは下記のサイトへどうぞ。素晴らしい性能に脱帽しますよ~
東芝「大清快」のサイトはこちら

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすが東芝... (Gやん)
2010-06-19 20:20:05
電球の話もそうだけど、環境に目を向けると温暖化が云々というよりも、結果的によいものができるんですかね。電気代が1円か、エアコンが1円なのかと思った...おぃおぃ
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日本の技術 (Repu)
2010-06-20 05:00:19
東芝はもちろん、日本のメーカーの技術は本当に素晴らしいと思う。
でも海外での販売は苦戦中。どうしてですかねぇ‥‥。なんでもかんでも価格競争、というのは本来おかしい。技術の高さをもっと誇れるような状況にならないのかな。
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難しいね... (Gやん)
2010-06-20 15:48:29
日本の技術の高さはどこも認めていると思いますよ。ただ、ものが売れるかどうかとなると少し話が別ということなんだと。

技術だけほしいという国もあれば、エアコンよりまずは水道水...みたいな国もあると思うし。

日本のメーカーも利益を追求してやっているのだから、利益にならないことまで支援しないだろうし。結局、金...結果、価格競争...

当たり前といえば当たり前なのかもね。
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価格競争‥ (Repu)
2010-06-21 21:12:30
行き過ぎた価格競争の結果、とってもすさんだ社会になっているように思います。
いいものに価値をおき高くても買って大切に使う。そんな風になればいいのにね。(ならないかなぁ~)
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