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地熱エネルギーの活用:アイスランド視察の旅(2)

2015年08月07日 | エネルギー
レイキャビック市エネルギー局のEirikur氏のプレゼンから紹介。
***
笑顔で我々を迎えてくれたEirikur氏はエネルギー局の広報部長。
以下に紹介するスライドは、氏の許可をいただいての掲載です。

アイスランドはプレートが誕生し両側に離れていく「大西洋中央海嶺」の真上に位置する国。
地熱は豊富にあります。

図中で赤色が地下の高温域。ここに地熱発電所は作られています。

アイスランドでのエネルギー消費の変化。

地熱(赤色)が劇的に増加しています。

上記を割合で示したグラフ。

1970年初めの石油ショックを契機にアイスランドでは「脱化石燃料」を決め、再生可能エネルギーへと転換をしてきました。
現在、「水力+地熱」でエネルギーの85%を賄っています。

地熱の利用は、45%が暖房、39%が発電。


暖房の9割が地熱。残りは電力(主に水力)。

冬が長く厳しいアイスランドにとって、暖房は最大のエネルギー消費先。
その9割を地熱で賄うというのは、とても賢明な方法でしょう。

その結果、首都レイキャビック全体から暖房のために出されるCO2を激減させることに成功しました。

(左下のグラフに注目)

もし地熱を使わなければ、どれぐらいCO2が出されたか、その試算のグラフです。


・・・・
素晴らしいプレゼン内容に、我々は圧倒されたのでした。

土曜日に、地熱発電所を2カ所見学する予定、楽しみです。

(アイスランド視察の旅、続きます)

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
元さんへ (Repu)
2015-08-08 07:00:34
ぜひ勉強してください、楽しいよ~ !(^^)!
コメントありがとう。
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地学はやはりいい (元です。)
2015-08-07 23:52:47
僕もまた勉強したくなってきました。なんか地学は子供の頃から好きで、専攻までしたのに。いい刺激を本当にありがとうございます!
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Pearswordさんへ (Repu)
2015-08-07 22:53:56
荷物は無事宿に届けられました。やれやれ‥。ご心配をおかけしました。
アイスランドにはもともと原発はありません。地熱と水力を利用して、車を全て電気自動車に切り替える計画が推進中です。
レイキャビックの人口は増加しています。戦略ひとつで環境負荷を大幅削減できる成功例ですね。
ブログ読んでくださってありがとう。コメントもありがとう。励まされます。
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Unknown (Pearsword)
2015-08-07 19:18:11
 こんばんは、Repuさん。

 荷物は見付かりましたか? 盗まれていなければいいのですが。

 ところで、この記事はとても勉強になります。
 エネルギー使用量自体は増加しているようですが、原発もないのに、その割合において、化石燃料が非常に少ないのは、凄いですね。やはり、脱原発は充分可能なのでしょうね。
 レイキャビックの人口は増えているのでしょうか、それにも拘わらず二酸化炭素排出が激減しているのは、素晴らしいことですね。日本も、地熱をもっと使うべきですね。

 明日の発電所のレポート楽しみにしています。
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