ブナの中庭で

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森林環境税活用で進む間伐

2009年01月15日 | 環境問題
以前、本ブログで日本林業復活の日という記事を書きました。戦後大量に植えられたスギ・ヒノキの人工林が伐採期を迎えつつありますが、林業従業者の高齢化や安価な輸入材に押されて、人工林は荒廃していました。しかしここにきて、状況は好転しつつあります。

そのきっかけが、日本各地で導入が進んできた「森林環境税」です。全国各地で導入する県が増加し、平成20年度現在で合計29の県に拡がりました。

 平成15年 高知(1)
 平成16年 岡山(1)
 平成17年 愛媛、鹿児島、熊本、島根、鳥取、山口(6)
 平成18年 岩手、大分、滋賀、静岡、奈良、兵庫、福島、宮崎(8)
 平成19年 神奈川、富山、石川、長崎、広島、山形、和歌山(7)
 平成20年 秋田、茨城、佐賀、栃木、長野、福岡(6)

私の住む石川県の場合、個人は年間500円、法人は均等割標準税率の5%相当額が課税されています。
詳細はいしかわ森林環境税のページ(石川県農林水産部森林管理課作成)へどうぞ。

そして間伐材を利用したノート、割りばし、合板などにつけられるマークです。
先日購入した鉛筆にもついていたよ。


さて次のロゴマークは「39GREENSTYLE(サンキューグリーンスタイル)」といい、林野庁が提案しているものです。
京都議定書で日本に課せられた削減目標6%のうち3.8%は、日本の森林による1300万炭素トンのCO2吸収分。そこに「温暖化を止めようとする気持ちを上乗せして3.9%」になるのだそうです。多くのCO2を吸収してくれる森林への感謝(サンキュー)を表しているとの事。
目標の1300万炭素トンの達成に向かって、国産材製品を身近にもっと取り入れていきたいですね。

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