ブナの中庭で

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妙高火山・地質調査

2009年10月22日 | サイエンス
妙高高原に研修にきています。
研修の半日は妙高火山の地質巡検(調査)に出かけました。
指導は浅山景先生。

妙高火山はかつては成層火山(富士山型)で「古妙高」と呼ばれていました。
当時の標高は3000mあったと考えられています。

しかし水蒸気爆発で山体崩壊がおこり山頂から東側にかけて大きく陥没。
4万年ぐらい前から現在の「新妙高」が噴火して、現在の中央ピークが形成されました。
(解説する浅山景氏、とても分かりやすい!)

大田切川の川岸に見られる火砕流堆積物



溶岩流にかかる惣滝は「日本の滝百選」のひとつ。

(滝の落ち口付近より下部の横割れ目までが溶岩流)

妙高火山から噴出した黒色火山灰は、豊かなミネラル分を含んでいます。
これを利用して高原野菜の栽培が盛んです。


妙高の地下には今マグマがあるため、多く温泉があります。
妙高市では「7つの温泉、5つの泉質、3つの湯色」をキャッチフレーズにしているとか。

妙高山の北地獄谷(外輪山の内側の谷)にある燕温泉。ここでの足湯は人気スポット、泉質は硫酸塩泉で乳白色。

私も入りましたが、ぽかぽか温まって最高~

椀掛洗浄をした後、顕微鏡を見ながら鉱物の拾い上げ。
長石、角閃石にシソ輝石‥‥。顕微鏡で見るとキラキラ輝き実にキレイです。


妙高火山の魅力をどっぷり感じた半日でした。


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