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自然斜面補強土工法

2012年02月09日 | 環境技術・環境制度
急傾斜地でよく見かけるコンクリートで覆われた無残な斜面。見た目も悪い、樹木も伐採される、また夏場はコンクリートの熱で熱い。

がけ崩れを防ぐためには必要なのでしょうが、「ちょっと‥‥」と思っていました。

ところが先日読んでいた雑誌で「自然斜面補強土工法(ノンフレーム工法)」なるものがあることを知りました。

斜面に補強材(鋼棒=ロックボルト)を打ち込み、これを支圧板で押さえ、さらに支圧板をワイヤーロープで連結して面で斜面を押さえるという方法です。

長所

・砂などの資材を使わないので従来工法に比べ資源使用量を8~9割削減できる
・樹木の伐採や処分が不要であり工期が従来工法に比べ2/3に削減できる
・現場に資材や重機などを持ち込む必要がない

素晴らしいですね。

ただし雨水による浸食や土砂の移動が激しい斜面には従来工法の方が適しているそうです。

2 コメント

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木が残せるのがいいですね (Nekton)
2012-02-12 16:27:52
斜面の安定化工法のひとつですね。
コンクリートの法枠(のりわく)とか、吹きつけ工法は見た目がですね。
アンカー工法は昔から有るのですが、コンクリートで作ったカバーを山に打ち付けている状態です。
が、これは、ネットを固定して地山を残しているイメージですね。(なんとか増毛法のような感じですか
使えるところにはこのような工法もいいと思います。
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Nektonさんへ (Repu)
2012-02-13 05:37:00
いつもコメントありがとう。
この分野での知識がない私ですが、今後は工事された斜面を意識して眺めるようにします。

山に行くと林道がいっぱいあり、その斜面がほとんど吹き付け工法で無残な姿にいつも悲しい思いをしてきました。新工法が広がることに(使える場所で、ですが)期待したいです。
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