今日もテレビ朝日がやってくれました。廃棄物の処理に関して、欧州とは処理の基準も違うのに、一部を切り取って、廃棄物の処理に遅れがあるなどと報道していました。きちんと、国際基準を作って廃棄物の処理の状況を世界で比較できるように工夫すればいいのにとも思います。京都議定書などの議論をしていたと思いますが、そういった廃棄物の処理に関する国際基準はあるのでしょうか。各国がやり方はどうでもいいけど、CO₂など地球温暖化に影響があるものの国別目標とかがあるだけなのではないでしょうか。また、問題点を話し合っているといえるのでしょうか。報道は、それを調査して報道しろよと思います。
2月23に付けのテレビ朝日「サーキュラーエコノミー最前線リサイクル率日本は欧州に遅れも」という記事です。そもそも、何が遅れているというのか数値で比較しろよと言いたいですよね。国立環境研究所というところの発表では欧州のリサイクル率を日本は低いという理由を書いていますが、比較してもしかたがないと思うのですよね。つまり、ゴミの処分をほとんど埋め立てている欧米が、ほとんど焼却している日本と比較すること自体がナンセンスだと思います。ゴミが増えると日本中がゴミになると危機を煽っていたのは平成元年頃だったと思いますが、日本は、ずっとゴミの削減に取り組んできたのですよね。
ところで、参考までに、「サーキュレーターエコノミー」とは、生産、消費したものをリサイクルして資源を循環させる仕組みのこと」だそうです。国内の廃棄物処理業者が「ミリ単位まで砕いたのは金、銀、銅などが混ざり合った金属「ミックスメタル」です。」ということで、日本ではそうした処理が遅れているというのです。中国やアメリカは法律を作って、輸出品において資源が流出しないようしているなどとほざいているのですよね。
反日左翼やオールドメディアがよくやる手口に、今回の「サーキュラーエコノミー」などという外国語をい使用することで、何か最先端の科学を使って対応しているかのような錯覚を起こさせるのですよね。今日のテレビ朝日は、そうした手口でした。
私にすれば、日本の廃棄物処理が細かすぎて、非効率なのではないか。そのことで、さらにCO₂を排出しているのではないかと疑っているのです。日本では、廃棄物の処理を地方自治体がやっていて、地方によってやり方が異なるのですよね。それでも細かい分別が徹底されているのですよね。しかし、地域によって廃棄物の処理率も異なるでしょう。また、皆さんも、分別が細かいことを知らない人も多いでしょう。いずれにしても、他の国と比較するときは、条件が同じなのかどうかとか、正確な分析をしてから言えよと思います。
皆さんも、細かく分別している地方の人と、都会の人とは条件が違うと理解した上で、日本の環境負担が本当に欧州より遅れているのかを勉強してみてください。