最近の報道の風潮をみると、多様性や民主主義という言葉を多用していますが、その割に国民に理解されていない感じがしています。その原因は、それを使っている報道や議員などが本質を理解していないからでしょう。
本質を理解するためには、日本人は外国からみた日本を感じることが大切と思います。そして、日本の考えが誤ってはいないことや、こういう視点もあるということを示すことも重要です。
つまり、すべてのことに説明責任を果たせることが重要だと思います。(わからなにことはわからないと素直に言えることも大切です。嘘が一番良くないです。)
大企業などでも、優秀な社員が多いことから、ややもすると外国人を馬鹿にしがちと感じています。それは、外国人が日本人に感じていることとして、日本人はプライドが高く自分の方法が一番と考えている人が多いという文章に接したからです。
日本の国内であれば、それで済むかもしれませんが、グローバル化で外国人との接点が多くなっている現代社会では済まなくなるでしょう。
外国では他の人が馬鹿に思えてしまうことがあるでしょう。知識や科学の能力が低いことと、人間としてだめなこととは別ですからね。子供と同じですよ。子供も馬鹿にしてはいけません。日本人は謙虚になるべきです。そして、知識や精神的にもタフになって、外国と渡り合ってほしいと思います。
これまでも、私は、外国に負けたような気がして悔しかった事例があります。例えば、JRの鉄道システムが複雑で難しすぎて、外国に輸出が簡単にできていません。逆に、船舶では三菱造船所が外国に負けていますが、ベテラン技術者を大切にしすぎて、船のハイテク化などの流れに乗れず、外国の造船所に負けたのです。計画のずさんさという点では三菱のジェット機の失敗もそうですよね。
中国・韓国には会社も含めて技術や製品、農産物や家畜をとられていますし。
日本にはいろいろな家電もありますが、使わない機能ばかりです。本当に単純に使い勝手の良いものを作らないと、どんどん外国に追い抜かれていますよ。
そして、考えたこと、目標を実行していく力も必要です。いくら頭が良くても、実行力がないと絵に描いた餅です。
日本の若い人には、外国のルールや文化を理解しながら、誇りと自信を持って将来を切り開いてほしいと思います。同時に、謙虚に他の人の意見に耳を傾けて、英知を結集させて外国に対抗してほしいと思います。