いかりじいじのブログ

報道は迷惑ユーチューバーと同じ

 大坂なおみ選手が全仏オープンの記者会見を拒否したことがニュースになっています。私は、大坂選手は嫌いですが、一定の理解はしたいと思います。それは、記者達の質問が大多数の理解が得られないようなものだからです。本当に最近の報道は記者の質がむちゃくちゃ悪くなっています。
 迷惑ユーチューバーと同じようにインターネットの接続回数を稼げれば表題と内容が少しくらい合わなくても堂々と記事にしてしまうのですよね。それで、大谷選手の活躍もこれでもかと記事にしています。どれだけチームに貢献できているかとか、米国や同僚などに対する敬意など微塵も感じられません。
 さらには、無理矢理、内容をお涙ちょうだいにもっていこうとします。昨日のロッテの佐々木朗希選手が失点しながらも何とか勝ったのですが、ウィニングボールをどうするかというようなくだらない質問をするのですよ。それは、両親にあげるという答を想定した誘導質問でしょう。また、それを受けて同選手の母親の様子を取材し号泣とかニュースにしてしまうのです。最低です。本当に、国民がいい話だと感じてくれると思っているのでしょうか。国民を馬鹿にしすぎでしょう。   
 先日のゴルフの松山選手の米国で開催されたマスターズの優勝の放送でも、本当に涙なしには語れないような状況なのに、あえて東日本大震災を持ち出し、繰り返すというようなことで、本当にしらけてしまったのです。それに引き換え、解説をしていた中島常幸選手と宮里優作選手の言葉はじんときました。
 解説も的確ですし、何コースを経験してコースの状態も把握し、選手の気持ちを踏まえているので素人の私にも伝わるのですよね。松山選手が18番でバンカーに入れて、パーのとれる位置に付けたのに外した時、中島選手が本当に体が疲れている、アップダウンのあるコースで緊張感を持って戦ってきたとコメントしたときは涙なしには聞けないでしょう。無理矢理涙を出させる仕掛けなど必要ないのですよ。
 日本の報道はテレビなら絵にならないとか、新聞なら記事にならないとか、現場の記者を変な方向に導いてしまいます。すべて編集者やキャップと呼ばれる記事を最終的に確認して提出する責任者が悪いのですよね。
 大坂選手は、まだまだ子供だし、悪い勢力がついていそうで嫌です。しかし、報道は、これを機会にスポーツ選手に対するインタビューのあり方を見直してはどうでしょうか。当然、選手は1人の大人として、参加した大会のプレーに関して、説明責任を果たすべきとは思いますし、会見拒否すべきではないでしょう。








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