藤井七段、永瀬2冠に勝っちゃいましたね。
タイトル戦挑戦者決定戦で連勝するとはビックリです。
特に今回の王位戦、借りを返すとばかりに、後手の永瀬2冠の序盤からの凄まじい攻め。
一時はAIまで永瀬2冠の優勢度が57％まで傾き、解説者は74手目の5四桂を食らってはまずいからとその前の手順で彼是検討していましたが、悪くなるはずの解説通りの5四桂に対して用意していたのが6七桂の飛車取り。一瞬間があったものの、この手が絶妙の一手。
この妙手で形勢はたちまち逆転です。結果、桂金交換で駒得したものの先手に手番が移り、薄い居玉の後手陣へ待望の8一飛（85手目）。
解説の佐藤天彦九段、「ここまでくると先手の勝ちにくさが少し緩和されましたか。先手も受ける形が出来ました。あと、後手は駒を使って受けないとまずそうです」
AI評価は既に先手の勝利を70％近い評価。
以下確実に寄せた藤井七段、１２７手で勝利しましたが、序盤から攻めに対するシノギは実に見事でした。
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