エロゲはやっぱり中古が一番

藤井竜王ロイヤルロードへ!

藤井竜王いよいよ六冠へ王手が掛かりました。
棋王戦は2月5日からのようですが、相手はあの渡辺棋王。名人でもあるので厳しい相手のはずなんですが、過去の対戦成績を見ても何故かストレートで奪取なんてつい思っちゃいました。むしろベスト4で天彦九段に敗れてからというもの、挑戦者になる方が遥かに厳しい道のりだったような気がします。それさえ乗り越えれば間違いなく六冠になるだろうなとも。
勝負は時の運、どう転ぶかわかりませんが、一時渡辺棋王は調子を落としていましたからね。名人位こそ防衛したものの、王将戦は挑戦者どころかリーグ陥落、レーティングランキングも広瀬八段に抜かれて5位(22/12/28現在)。しかも藤井竜王は逆にドンドン進化しています。そのスピードはジェット機並みだから誰も追いつけそうにありません。
私のようなヘボでも、今年度だけでも随分変わってきたくらいはわかります。

その一つが永瀬王座との棋聖戦五番勝負第4局です。
これを今期の藤井竜王の名局として選んだ高見七段曰く、
「本局は一局を通して他の人がやっていない独創的な指し回しを大舞台で採用した。度胸というか進化、新しい藤井さんを見た気がしました」
それが丸印の2三歩打です。

後手 藤井棋聖

     先手 永瀬王座

これまで△2三歩は6四飛と歩を取られて後手が悪いとされていた手なんですが、実践でもその通りに進行しました。ところが藤井棋聖の研究はこれまでの常識の遥か上を通過したようで、永瀬王座優位のはずがいつの間にか形勢不明から、逆に後手優勢へとAIの評価も変わっていきます。
そして高見七段は「74手目△5二銀」こそ今年の藤井竜王が指した絶賛の一手だとも。

△7八飛成の王手に▲6八香合とした局面での△5二銀。
「中盤、一瞬の隙をついて後手の藤井さんが一気呵成に攻めて永瀬さんの玉形を補強しにくい形になり、さらに激しく攻め立てるのかと思いきや、そこで一転して自陣に一手、銀引きという受けの手を入れることで勝ちを分かりやすくするという指し方が非常に巧み」とし、「緩急もずば抜けている」藤井竜王の強さが分かる一手だったそうです。

さらに新たな藤井竜王がみられたのが、つい先日の挑戦者決定二番勝負の第一局です。これまで入玉模様を見せなかった藤井竜王が初めて入玉で勝利したのが同じ棋王戦の敗者復活の対伊藤匠五段でした。そして同じように6三から5四、5五へと入玉だけでなく、新たに玉を攻め駒?として活用したのがこの図。

さすがに解説の屋敷九段もこれには唖然としていましたが(笑)

極めつけが棋王戦の挑戦者になった決定戦第二局です。
直ぐその前の順位戦では同じ天彦九段に対して、解説の藤井猛九段もビックリの強烈な攻めで、逆転のチャンスさえ与えてしまうような決断にただただ舌を巻いた一局でした。
ところが今回は一度も王手もせず、また王手もされずに、盤石の受けで悉く攻めの手段を摘み取ってしまう「手も足も出ません」の完全勝利。
余りの受けの強烈さに解説の森内九段も些かあきれ気味に
「ここで投げるかもしれませんよ」

後手 天彦九段
     先手 藤井竜王

といわれた81手目の▲9七香(成桂取り)をみて天彦九段は「負けました」とハッキリ宣言しました。そのかなり前から例によってリップクリームを塗り終えて準備してましたからねえ。

ただこの将棋では、これまでほとんど終局近くまで「わからなかった」とか「難しかった」としか言わなかった藤井竜王が、珍しく

47手目の▲2五歩と桂を取り、桂得になった時点で良くなったと感想戦でいわれたのが印象的でした。

色んな顔を見せた藤井竜王でしたが、この一年で将棋界ではもはや誰も届かない高みへと昇られたのでしょう。この先どこまで進化するのか想像もできませんが、あの決して破れないだろうといわれた羽生九段の99期タイトル数も、ただの通過点に過ぎないんでしょうねえ。
あまりにも強くなりすぎて、ひょっとしたらオッカケだった当方もアンチ藤井に寝返ったり???(爆)

本年度もこれで最後となりました。とはいえ珍しく今年はまだまだ仕事が残っています。年明けすぐに納品があるのですが、あいにくメーカーの方は休日の関係で10日着が最短とかで、仕方なく年越しの在庫を持たされることになってしまいました。トホホホホ
そのせいで棚卸しもできてません。こりゃ年末どころか正月まで???
まあ、コロナ禍にも光が見えたということで喜ぶべきなんでしょうが、あまりにも価格が高騰するばかりで、商売するほどアカになるんですけどね、ハア~ぁ。スライム未満の零細ですからねえ。
このままやとあまりにも悔しいので、年末大特価だった「2045,月より。」「キスからはじめるエゴイズム」他もう1点が着いたところやから、やけくそで今からエロゲ三昧や!!!!

と思ったんですが、王将戦まで持たせンと困るのは自分でした。
なにしろ王将戦はABEMAは有料、毎日新聞のHPは棋譜速報だけやし、半日かかってたったの1~2手なんてようあることなんちゃうの。その間はエロゲでもなかったら時間潰しもでけへんモンなあ~。
金の切れ目がエロゲの切れ目、万年金欠のクソオヤジには世知辛い世の中やで。

そんなこんなでなんとか一年持ちましたが、これから先はどうなることやら。まあ、適当にダラダラとやっていくしかおまへんな。
もちろんコメ・評価等一切無しの一方通行で!(笑)


数少ないフォロワーさん、どうぞよいお年を。


PVアクセスランキング にほんブログ村


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「将棋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事