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46期囲碁名人戦 第2局

名人戦第2局 先番井山名人(6目半コミ出し) 白 一力天元
黒105(コウ取り95)白108(同22)110(同95)121(コウ取り117)  124(同118) 147(同117)156(同118)159(同117)162(同118)167(同117)170(同118)
173(同117)176(同118)以下略
306手完 白半目勝ち

一力天元の攻めと井山名人のシノギ、延々とコウ争いが続きましたが、どちらが勝ってもおかしくない碁。白232の大きなツケで僅かに白に残ったかもしれません。
これで1勝1敗、振出に戻りました。
最近は、ABEMAでは藤井二冠の中継がずっとあるため、ついそちらの方に目がいってしまいます。もともと学生時代は囲碁部だったんですけどね。
碁は息が長いので、二転三転することはよくあること。道中の形勢判断も対局者によって違ったりするのもその一つでお互いに自分の方がよいと思いながら最後まで打って、数えると負けていたなんてアマチュアなんて普通の話。プロでもたまにあります。名誉のために名は伏せますが、某プロヨセ勝負に入った場面でアッサリ投了。目算するとどうやっても半目足らないとかで投げたのですが、実際に作ってみると半目勝ちだったなんて嘘みたいな話もあります。当人にとっては数十手後まで読み切って、どうしても半目足りないのでといって投了するのがカッコイイと思ったらしいんですけどね。
そもそも半目なんて実際にはない数字で、盤面何目で勝敗が決まるのですが、持碁といわれる同じ数なったときに勝敗をつけるために便宜上半目という数字が出されたわけです。
今回の名人戦のように先手番の6目半コミ出しというのも、盤面の差が黒のほうが6目が多ければ半目負け、7目なら黒が半目勝ちになるというわけです。
今回は6目差だったので井山名人の半目負け、一力さんの半目勝ちという結果に終わりました。ただどこで勝敗が決したのかとなるとこれがまた難しい。後日の研究の結果を待つことになるのでしょう。
その点将棋は王を詰ませば勝ち。勝敗はわかりやすく、さらにAIの勝率予想が適格で画像的にもとてもスリリングで面白い。これが視聴率をグウ~と上げたのでしょう。
碁の方は必ずしもAI予想が適格とは思えず、揺れ幅がすごいのは、手の大きさが漠然としているからでしょう。ただ今回のコウ争いは凄かった。
藤井二冠ばかりに目がいってしまいますが、一力さん凄いですね。
早稲田を卒業後、実家が創業家である河北新報社に入社、編集部に所属する新聞記者として活躍する傍ら、これまで通り棋士としても活動しています。
今年、将棋では同一対局者の豊島竜王と藤井二冠は十九番勝負をしますが、一力天元も4年前、今回と同じ囲碁界の第一人者である井山棋聖と王座・天元・棋聖の十七番勝負を演じるほど。
もちろん当時とは違ってすでにタイトルをいくつもとっています。
それとあまり知られていませんが、国際棋戦では日本勢としてはNo.1といわれるほど。
次回が楽しみです。

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