豊島将之竜王（３１）に藤井聡太三冠（１９）が挑戦する第３４期竜王戦七番勝負第４局が11月12日が始まりました。
シリーズはここまで藤井三冠が３連勝と、初の竜王奪取と史上最年少四冠に「王手」をかけています。豊島竜王が踏みとどまり３連覇へ望みをつなぐか、藤井三冠が一気に栄冠を手にするか午後には決まる見通しです。
お互い研究の範囲なのか手数は73手とかなり進み、場合によっては一気に終盤という局面、ここで藤井三冠が封じ一日目の終了となりました。
現在の局面は、▲4五銀と竜王がナナメに5四銀にぶつけたところ。これまではAIの評価は逆で、竜王の方が良かったのですが、この一手で画像のように評価値が逆になってしまいました。（AIの候補手は5五銀左）
これまでの3局共、AIの第一候補予想手としましたが残念ながらすべてはハズレ、でも今回は同銀の一手しか考えられない局面なので大丈夫でしょう。
15分ほど前に羽織を着て身支度を整え、時刻になるまで待ってました。立会人の福崎九段が時刻になったので封じ手くださいといった瞬間に三冠が「封じます」と答えられてたので間違いない、はず？？？
師匠の杉本八段、明日13日が誕生日だとかで、4冠のプレゼントを希望されてましたが、かなり確率が高いかもしれません。
因みにこの戦型、今年の9月に棋王戦挑決T3回戦で斎藤八段に負けた三冠の先後逆の先手で同型になっています。当然豊島竜王も知っており相当深く研究しているはずで、だから2日制には珍しく長手数進んだようです。
