エロゲはやっぱり中古が一番

強い藤井竜王が戻ってきた?! 王位戦第二局完勝!

あれだけGW用のバーゲンで馬鹿買いしたにもかかわらず、粗方は済ませその分は換金済み。そのお陰でこれまでやりたくてもプレイできなかったあの晴れわたる空より高くを購入することができました。
かなりのボリュームでしたが、あっという間に終わった感じですね。
しばらくは藤井五冠の対戦が続くので、それほど必要はないかなと思ったんですが、むしろ逆でした。
今のところ、全てABEMAの無料将棋対局で観られますが、序盤から1時間以上の長考なんてザラ。ニワカだから解説を聞かないとサッパリわかりません。とはいえ解説者も色々で、色んな変化図を並べてまさしく知りたいことを解説してくれる棋士もいれば、ただウ~~~ンって唸っているだけの棋士や聞き手の女流棋士と何を食べただの景色はどうだの関係のないことばかり話す棋士など実に様々。持ち時間は30分ですが話術に長けた人だとアッという間なんですが、その反対だと・・・
で結局は時間を持て余し、並行でエロゲをやることになるんですよ。仕事もせずに、昼間からナニしてんの?!って女房に叱られながら(笑)。


王位戦第二局は藤井王位が前回の借りを豊島九段にシッカリ返しましたね。端歩の突き捨てから香を捨て貴重な一歩を手に桂馬を召し取るという事前研究が功を奏して、豊島九段相手に序盤から中盤にかけてシッカリリードした勝ちパターンの藤井曲線を久々に見ることができました。
その図が55手目の▲7四歩の場面です。


そういえば去年と同じような展開で、端歩の突き捨てがなかった前回を念頭に置いていつでも歩を補充できる戦型を藤井王位は準備していたのしょう。
ただ上の55手目の▲7四歩に対して、△1八香成と豊島九段は指しましたが、ここでAIの評価は大きく王位に傾きました。
解説の阿部七段もAIと同じく、


と7二香を推奨されていました。桂を取られてももらった香で先手陣の頭からの攻めが厳しく、さらに8一にいる飛車と金のバランスがいいので、実践のように飛車を斜めから攻められなくなると。

ところが感想戦で豊島九段は△1八香成しかなかったとの答えに逆に感動しました。やってこいというのならやっていくだけ。これは頂点に立った人だからこその感覚なんでしょうね。それで負ければ仕方ないという勝負勘といいますか勝負の一手で、名人と呼ばれる人には必ず備わっている資質だと思います。そういった意味では既に藤井五冠は桂の高跳びだけでなく、8六歩と角頭を開ける手など従来の常識ではありえなかった新手を随分指されており、既に名人の域に達しているのでしょうね。
豊島九段にとっても、今回のように手抜きされれば実践通り、飛車を取るだけなんでしょうね。
ただここまでは藤井王位の研究の範囲で、指し手がかなり早かったのもその表れ。逆に豊島九段は意に反して、長考の連続でした。
ところがその後封じ手まで長考したのは、この辺りで封じないとキリが悪くなると藤井王位は考えたのかもしれません。その証拠に「封じ手の時間になりました」と立会人の深浦九段に告げられると、即座に封じますと応じた王位。しかも封じ手はニワカの私でも真っ先に浮かぶ▲3四桂の桂馬のふんどし。

これには△5二玉と躱すよりなく、以下▲2二桂成△同金▲2三歩成まではほぼ一本道ですからね。本局は絶対に逃がすまいとの王位の意気込みが感じられました。

まだ局面は難しいとみられていましたが、それを藤井王位はたったの一手で決めてしまいました。それが6二飛。

この一手で豊島玉が瞬く間に狭められてしまいました。
それでも粘る豊島九段、AIが示す最善手で銀をただ捨てにして手数を伸ばし、1手隙をみて攻めに転じましたが、藤井王位はこの辺りで全て読み切っていたのかもしれません。
最後の決め手が

さすがにこの手は解説陣には思い浮ばなかったようで、もっぱら1五桂を検討していたようです。指された途端に「なるほど!これは決まりましたね」
以下、△2四金、▲2三歩、同玉、▲2一竜までの99手で投了となりました。



次局は後手番、ここで勝利できればもう大丈夫でしょう。4-1か悪くても4-2で防衛かな。永瀬王座にも痛い初戦を落としたものの続けての連勝で多分ここでも強い藤井棋聖がみれたので3-1で防衛予想。

あと気になるのが伊藤匠五段、竜王戦の挑戦者決定トーナメントでも既に2勝、稲葉・山崎両八段と永瀬王座を破れば挑戦者決定戦。その前にNHK杯戦でも当たりますが結果はどうなんでしょうね。なんとなく一番の難敵になるような気がします。
伊藤五段は残念ながら本日、稲葉八段に敗れ竜王戦での藤井竜王とのタイトル戦は次回に持ち越しとなりましたが、近い将来必ず藤井さんとのタイトル戦が行われるでしょう。


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