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5月27日(火) 講師 富樫勇一先生
酒田・飽海地域にある大木や珍しい木を紹介していただく講座。1回目は「桜の名所」と題してのプレゼン。たくさんの美しい桜の画像を見せながら、桜にまつわる逸話を語ってくださった。
「サクラ」という名前の語源は「咲く」に複数形を表す「ら」をつけたという説の他いくつかある。桜といえば現代ではソメイヨシノが主流だが、これはエドヒガンとオオヤマザクラが偶然にかけ合わさってできたもので、ソメイヨシノの実を植えても苗が育たない。鳥海山の雪型の種まき爺さんの腰の白い帯が消えると桜が咲くとか、興味深いお話多々。日本人が最も愛し、身近に多くある桜だが知らないことがたくさんあると思った。
酒田の遊摺部には11月から3月まで咲いている桜があり、冬の吹雪の中でも小さな花が咲いていて、春にはまた色の違う大きな花もつけるそうだ(2度咲きともいう)。これも交配でできたコヒガンザクラ。庄内で一番早く咲く桜、次の冬にはぜひ見てみたい。
富樫先生の散歩道にある桜も植樹から24年で大きく枝を広げ見事に咲き誇っている。
次回の現地学習では北庄内にある欅や樅の大木、松の幹から生えて共生している桜などの奇木を実際に現地で紹介していただく。
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