里仁館 生涯学習の日々

山形県酒田市にある生涯学習施設「里仁館」
子供からシニア世代まで すべての人に学ぶよろこびを!!

源氏物語(1)

2014年05月30日 | 里仁館の生涯学習
5月28日(水) 講師 松浦孝一先生 「源氏物語を楽しむ」という講座がH17~21まであり、復活を希望する声が多いことから今年度の開講となった。 昨年の「伊勢物語」に引き続き、古典が専門の松浦先生に講師をお願いしたところ、「源氏物語を教えるのは国語教師冥利。」と快く受けていただき、ありがたいかぎりである。 今回は初講なので、作者紫式部の人となりや物語を読み解いて行くための基礎として平安時代の . . . 本文を読む

じもとdeフレンチ(1)

2014年05月30日 | 里仁館の生涯学習
5月28日(水) 講師 「ロアジス」毛屋 健シェフ 新鮮で美味しい地元の食材を使ったフランス料理の講座。里仁館の人気講座の一つで、太田シェフを講師に迎えて今年で8年目になる。今回は毛屋シェフに教えていただいた。    毛屋シェフは太田シェフの愛弟子だけあって、腕は確かでトークもうまい!皆さん楽しそうに調理に取り組んでいた。    メニューは、<帆立貝と天使の海老の洋風春巻き・庄内産真鯛の . . . 本文を読む

北庄内の巨木・名木を訪ねて(1)

2014年05月30日 | 里仁館の生涯学習
5月27日(火) 講師 富樫勇一先生 酒田・飽海地域にある大木や珍しい木を紹介していただく講座。1回目は「桜の名所」と題してのプレゼン。たくさんの美しい桜の画像を見せながら、桜にまつわる逸話を語ってくださった。 「サクラ」という名前の語源は「咲く」に複数形を表す「ら」をつけたという説の他いくつかある。桜といえば現代ではソメイヨシノが主流だが、これはエドヒガンとオオヤマザクラが偶然にかけ合わさっ . . . 本文を読む

庄内の自然遺産(1)

2014年05月29日 | 里仁館の生涯学習
5月24日(土) 講師 秋田大学 林信太郎教授 林先生は地質学の専門家で火山学者。現在は鳥海山を中心とする「ジオパーク」(自然遺産)の推進のために活躍されている。山形県でも「庄内ジオパーク化構想」を進めており、この講座を編成した。林先生は大学だけでなく全国各地で講演や子供向けの授業もしている。コカコーラ・ココア・コンデンスミルクなど、食材を活用した面白い実験で火山の噴火や溶岩についてわかりやすく . . . 本文を読む

庄内藩藩主の群像(1)

2014年05月28日 | 里仁館の生涯学習
5月23日(金) 講師 本間勝喜先生 徳川家と兄弟の関係にあるとされる酒井家の祖先の出自から庄内に入部してからの初代忠勝の施政を中心に語っていただいた。庄内の前は長野の松代、高田(上越市)におり、遠い庄内の地に移ることをあまり喜んではいなかったようだが、越後と羽後の間にある要衝で海縁の実り豊かな土地であると言われて来た。酒田の亀ヶ崎城と鶴岡城のどちらを本拠地にするか悩んだが、庄内藩の主産業である . . . 本文を読む

人生の知恵を学ぶ「論語」入門 (1)

2014年05月28日 | 里仁館の生涯学習
5月21日(水) 講師 菅原直香先生 「論語」とは、孔子の弟子たちが師の生前の言動をまとめたもので、その思想の中心は「仁」「礼」にある。「里仁館」も論語の「仁に里(お)るを美と為す」から名付けられたもので、まことに里仁館にふさわしい講座で今年で3年目となる。毎回いくつかの論語の読み方と意味を丁寧に解説していただくが、今回教わった中から一つ紹介しよう。「子曰、歳寒、然後知松柏之後彫也。」(しいわく . . . 本文を読む

夏目漱石と庄内①

2014年05月20日 | 里仁館の生涯学習
5月16日(金) 講師 山形大学講師 伊藤美喜雄先生 近代日本文学の巨星、漱石の内面や東北・庄内とのかかわりを語っていただく講座。初回は「漱石の心のゆらぎと真実」がテーマ。里子に出されて不遇な幼少期を過ごしたことや東洋人が蔑視された時代に英国留学で悩み苦しんだ経験から「自己本位」(自分らしさ)という考え方を獲得した。49年という短い人生の中で数多くの名作を生み出した偉大な作家だが、「人間は生きて . . . 本文を読む

元気だのう①

2014年05月20日 | 里仁館の生涯学習
5月14日(水) 講師 日本海総合病院栄養管理室技師長 齋藤夏絵先生 「いつまでも元気いっぱい」~食事のポイント~と題して講話いただいた。成人の一日の塩分必要量は7~8g、摂取量の全国平均は10.2g、山形県は11.8gとかなり上回っている。ラーメン1杯で7~8gあるので、麺類は週に1回程度が適当で汁は残したほうがよいと、ラーメン好きの酒田人には厳しいご指導。味噌汁も具だくさんにして1日1回飲め . . . 本文を読む

酒田の大庄屋①

2014年05月16日 | 里仁館の生涯学習
5月13日(火) 講師 須藤良弘 先生 酒田内町組大庄屋伊東家の記録から江戸時代の酒田の世相を語ってもらう講座の初回。凶作で農民・町人が困窮したこと、親孝行な娘さんのこと、長寿者へのお祝い、捨て子のことなど、庄屋さんは日々の出来事を日誌として記録していたとのこと。当時の町の様子や人々の暮らしぶりがよくわかり、酒田の人たちは、昔から人情深く、助け合いの心が根付いていたことを知ることができた。古文書 . . . 本文を読む