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米沢中央高等学校の副校長、佐藤五郎先生の「東北の水環境と最上川」の講座が、6/15にはじまりました。里仁館の常連講師の先生ですが、私は、はじめてお会いしました。まず、佐藤五郎先生のお人柄が、素晴らしい。 ユーモアがあって、行動力があって、何よりも自然、生徒に対する愛があふれています。
奥さんを伴なって栗駒山に登山中に奥さんが、手を骨折してしまったのに(足じゃないから?)頂上を目指そうとする先生に奥さんの冷たい視線の話とか
生徒を洗濯ロープで沢の下に下ろそうとした時に、ビニール製のロープがどんどん伸びて細くなった話とか(その後すぐにザイルを購入したそうです)蔵王のお釜で、そのザイルが、失恋で世をはかなんだ青年の命を救った話とか
水虫治療に効果的な温泉は?とか
抱腹絶倒です。でも、愛があふれているんだよなあ。
山形県の母なる川「最上川」の源流「松川」は、西吾妻の硫黄鉱山跡から流出するペーハー2という強酸性の水の中和に毎日10トンの石灰を必要としていること。人間がむやみに掘り起こさなければ、鉱毒といわれるものを自然は、排出しないということ。
自然を愛するが故の「苦言」もありますが、私たちは、自分たちの問題として水環境を考えないといけません。
自然を破壊する力を「ヒト」は、持っている、ということを自覚しましょう。
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