「出羽国府とその前後」の小野忍先生の最後の講座で、問題提起された。
出羽国府の周辺地域の酒田市生石などに多く点在している鎌倉時代の石碑、板碑が酸性雨の影響か、ここ十数年で風化が、激しくなってきている。屋根がかかっているものもあるが、彫りこまれた文字の判別も難しいようなものもある。
確かに無名の石碑、板碑に文化財的な価値は、ないかもしれない。だが、かつてそこに生きていた人間が、作ったものが、自然の石に戻っていく。研究者として何とかしなければ、という思いと何もできないという無念さが、小野先生の言葉から感じた。
「もののあはれ」とはいうけれど、心に風が渡る。何かできないだろうか?
出羽国府の周辺地域の酒田市生石などに多く点在している鎌倉時代の石碑、板碑が酸性雨の影響か、ここ十数年で風化が、激しくなってきている。屋根がかかっているものもあるが、彫りこまれた文字の判別も難しいようなものもある。
確かに無名の石碑、板碑に文化財的な価値は、ないかもしれない。だが、かつてそこに生きていた人間が、作ったものが、自然の石に戻っていく。研究者として何とかしなければ、という思いと何もできないという無念さが、小野先生の言葉から感じた。
「もののあはれ」とはいうけれど、心に風が渡る。何かできないだろうか?
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