ドラマる

ニッポンTVドラマ鑑賞ひとりごと備忘録

私の運命 1994年

2024-12-05 | ドラマ
長いドラマだった・・全21話。
結構なジェットコースター乱高下&急上昇、上がったらドン底に・・の繰り返しというか、
・・寧ろガクンガクンと下向が続きまくるというのか。。
辛い。。

里美(常盤貴子)は印象的。
次郎(東幹久)の入院中、千秋(坂井真紀)が里美に次郎とのことを問い詰める。
里美のマンションでのシーン、里美はとてもかっこよかった。
澱み無いスパーッと明確な発言に痺れて、この場面2回見てもうた。

里美にも苦悩はあったけれども。

でも結果的に、くよくよもじもじしつつあった千秋をハッとさせて、シャンとさせた。

片桐先生(佐野史郎)の不気味さは、社会現象化した冬彦さん・麻利夫さんが憑依している・・のか・・・
本作「私の運命」は1994年。
「ずっとあなたが好きだった」1992年、「誰にも言えない」1993年の後だもんね。
佐野史郎のレッテルとして定着させたドラマ製作陣の意図スゴい。


音楽が何かと象徴的で、
OPの松任谷由実「砂の惑星」オリエンタルな雰囲気と同時に不穏な迷走感が漂うんだが、
病の告知後には「命の花」に替わる。
なんか覚悟感が湧き上がって、ドラマチックです。

河原で新薬の副作用について説明したシーン、次郎が木の枝で家の間取りをゴリゴリ描いているシーンで
なぜか「南極物語」風ヴァンゲリスが流れる。あれはヴァンゲリスですか・・?

医療ドラマとクラシック音楽の密接っぷりも気になって、
元々原作に盛り込まれているパターンなのか、ドラマチックな演出の為か?
それとも実際、お医者さんはクラシック好き?
本作、片桐はヴェルディ、椿姫。
白い巨塔(2003年)財前のタンホイザーが有名か。
振り返れば奴がいる(1993年)の司馬も確かそうだったかな??
(ところで「振り返れば奴がいる」の脚本・三谷幸喜は、「白い巨塔」を元ネタとしていると言ってるそうで。)


このドラマでグッド東幹久とバッド東幹久も楽しめますw
悪東幹久はあっけなく散った。
マジで突然消えましたよ。。

お母さん(野際陽子)はエキセントリックでのめり込むところがあるけど
ほんと、良い人なのよ。

俳優陣:
坂井真紀
東幹久
野際陽子
佐野史郎
段田安則
常盤貴子

脚本:
大石静

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