日光霧降高原は、夜半から雪の予報。
でも午前2時を過ぎてもまだ降ってきません。
明け方になるのかな?
ここ数年は早寝早起き…というほどでもないけれど、それなりにカタギに近い暮らしをしてきました。
でも、昨年12月に復帰宣言をして以来、夜毎の原稿書きに追われています。
こんな時間に仕事を終えて、「あぁ今夜は早いな」なんて言ってるようじゃダメですね。
この業界に入った学生時代の終盤。
ラジオの台本書きという究極の深夜仕事をしながら、「いずれは明るい陽射しの中、テラスに出したテーブルなんかで執筆をしたいな」と考えていました。
陽光きらめく海辺のテラス…波音を聴きながらペンを走らせるなんて、まるで大瀧詠一の世界です。
理想と現実のギャップは激しいなぁ。
さ、寝よ(泣)
日光霧降高原、夜になってずいぶんと冷えてきました。
気圧もちょっと下がり気味…降るかな?
さて、官民格差の是正というのが本格化してきました。
国家公務員の退職金減額に合わせ、埼玉県などが条例を改正して2月からの段階的減額を決めたとたん、1月末での退職を希望する教員があっという間に100人を超えたそうです。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130123/wlf13012312230014-n1.htm
1月末で辞めれば、2月3月の給与を考えても70万以上得するんだとか(総額150万の減額)。
だったら生徒のことなんて知ったこっちゃない、辞めちまえー!というわけですね。
いやぁ…なんと素敵な話でしょう。
この中には、教頭先生や学級担任も含まれているそうです。
子どもたちは自分の卒業を目前にしてゾロゾロと辞めていく教師を見て、『社会の現実』というものを知るんですね。
「人間、夢や理想だけじゃ食っていけないんだ」ということを身をもって教える…たいしたもんだと思います。
僕ならちょっと恥ずかしくて、「うー、70万もったいない」と思いながらも3月末まで我慢しちゃうでしょう。
オトコはミエ張ってなんぼ、カッコつけてなんぼ…と思って生きてきちゃいましたから。
県の人事も、一般職ならまだしもまさか教員が…なんて思ってたんでしょうね。
まぁ、2か月余分に働いて更に70万も損するって…そんなシステムにしちゃう方がバカだとは思いますけど。
とりあえずはこの先生たち…
絶対クラス会には呼ばれねーな(笑)
日光霧降高原、薄曇り…なんだか早春の気配です。
でも、外に出てみると車の上にはうっすらと粉雪が載ってます。
夕べのうちにパラパラと降ったのでしょうか。
前回の雪は道路以外まだしっかりと残っています。
寒いな…
大島渚監督が亡くなり、101歳の詩人 柴田トヨさんも亡くなりました。
昨日のテロ犠牲者の方たちと合わせ、何だか「死に方」について考えてしまいました。
限られた命の中で、人は精一杯生きようとします。
でも、ある日突然、思いもかけず死が訪れることだってあるわけで…ことに震災や事故のことなど思えば、わずか数分の間に生と死が逆転することだってあります。
なんの心の準備もなく死を迎える無念は、どれほどのものでしょう。
いや、死を告げられて猶予があったとしても、心の準備などどこまでできるものでしょう。
やっぱり…
何ごともない1日1日を、悔いなきように生きるということしかないのですね。
どんなにつまらないことでも、どんなに辛いことでも、明日の糧になるのだと思って生きるしかありません。
いつ、その明日が無くなってもいいように。
てなわけで、原稿書きスタートです。
うーん…かったるいよぉ (←精一杯生きるって書いたそばから…)
日光霧降高原…明け方の雪も雨に変わり、今は青空も出てきました。
不思議な天気です。
気温も上がって、あたりに水蒸気が立ち込めています。
さて、アルジェリアでの天然ガスプラント襲撃事件。
邦人7名を含む多数の犠牲者が出るという結末になりました。
企業戦士の死…胸が痛みます。
テロに屈しない姿勢というのは理解できますが、それにしたって人の命を何と心得るのか。
世の中には、まだまだ人命の優先順位が低い国がたくさんあるんだな…と思うと、憂鬱になります。
テロリストの側、そしてアルジェリア政府の側、それぞれに正義の行動なのでしょう。
でも、身勝手な正義を振りかざすことは、結果的に離反を招きます。
「イスラム教って怖いよね」
「やっぱ、アフリカってさぁ」
こういうふうになることを、理解できないのでしょうか。
東アジアにも、そういう国は少なからずあるわけで…困ったものです。
「自分の論理だけで行動する輩に無抵抗主義は通用しない」ってことは、今回のことでよくわかったんじゃないでしょうか。
とりあえずは、お亡くなりになった日揮社員のご冥福を祈ります。