結婚して17年。付き合っていたのも含めるとかれこれ20年になる。
いい加減慣れたし、最初の頃の遠慮はもうなく、
ズバズバ義母に言うように自分で訓練してきたので
今では言いたいことははっきり言えてはいるが
たまには吐き出さないと心が壊れてしまいそうになるので記録。
夫は夫が義母のお腹にいる頃に両親が離婚し、
義母、姉の三人で暮らしてきた。
付き合ったり半同棲をしている中で私は義母の異常性に気付いていた。
夫は20歳前に独立して仕事の都合で実家を出てはいたのだが
車で小一時間のところにある借り上げ寮に住んでいた。
洗濯や掃除などは義母が乗り込んできてやっていることや
彼が教えていなかった私の電話番号を何故か義母は知っており
彼がいない時に私に電話をかけて、交際をやめてほしいと言ってきたり。
義母が彼のアパートに行き、彼がいないと半狂乱で電話攻撃。
彼からは付き合って1年ほどでプロポーズされたが
私はそんな義母の存在や、
それを許すというか受け入れているというか、
当たり前と信じて疑わないそんな彼自身にも問題があることや、
決して高給取りではなくサラリーマンの初任給並みの給料の半分を義母に仕送りしており
結婚後もそれは変えないと言っていたことなどから
付き合って一緒に暮らすのはいいが結婚はしたくないと断り続けていた。
そのことでは二人で揉めに揉めたのだが、彼が努力して改善すると繰り返し言うので
心の中では「そんなの無理」と思いながらも結婚を決めた。
結婚することを義母に報告した夫に、義母は毎日のように抗議の電話をしてきた。
当時猫を飼っていたのだが、同居するわけじゃない出戻り義姉の息子が
猫アレルギーだから猫を「捨てろ」だの
私が夫より3歳年上なのが気に入らない、どうせうまくいかないに決まっているだの
あることないこと大騒ぎ。
後日談として年の差に関して義母に聞いてみたら、
自分が年下と付き合ったことがないからだと平気で言ってのけた。
自分も娘も年上と結婚して離婚したくせに(笑)
結婚しても私の実家へ夫と二人で帰省しようとしたらまたしても大騒ぎ。
自分も連れていけという。
それは今も変わっていない。
どこかへ「二人で」出かけようものならばヒステリーを起こす。
これが私一人だと「気を付けていってらっしゃい」と機嫌よく送り出す癖に。
口癖が「私たちはいままでずっと助け合って生きてきたの。
家族なんだから何でも報告して。隠し事しないで」だ。
まず「助け合って」ということは正しくない。
一方的だからだ。こっちが困っているときは見て見ぬふり。
息子を大好きだけれど、息子が自身の人生を犠牲にしてでも自分に尽くすのは当たり前だと思っている。
私は義母は親ではあるけれど、正直「家族」だとは思っていない。
過去、現在、未来において生活を共にしない「親族」だから。
ちなみに義姉もこの義母と瓜二つ。
二人で喧嘩をした時には夫の携帯と私たち夫婦の自宅電話にそれぞれヒステリーおこして
泣きながら電話を同時によこしたり。
電車で約2時間弱のところに住んでいる私たちに、
甥っ子の運動会の場所取りをしてほしいから朝6時半には来いだの
そういうことを普通に言ってくる。
ちなみに義姉は私より年下だし、同級生や仕事仲間であったなら決して相手にはしないようなタイプだ。
結婚してそんなメンドクサイ家族にうんざりしていたころ、
義母の母が亡くなりお葬式に参列したのだが
食事会の時に結構な大家族だった義母の兄弟たちから話しかけられた。
義母のお兄さんたち、姉妹夫婦から
「あいつ(義母)はほんっとどうしようもないやつだから苦労してるだろう」と。
というのも親戚が大勢いる中で、義母が夫にべったりで
本人としては冗談だったのかもしれないが頬にキスしようとしたり
恥ずかしげもなく「●●ちゃん(私)は私の大事な人を取った」と言い募ったからだ。
それまでは狭い精神世界の中で生きてきた夫、義母、義姉からみて私は異星人。
あなたの考え方がおかしいと3人から暗に言われ、相当ストレスがたまった。
しかし義母実家ではおかしいのは義母であるとの全員共通の認識を
夫も直接おじさんたちから初めて聞かされて良い意味でショックを受け、目が覚めたようだった。
また私たち夫婦は義母のために結婚するとき大きな決断をしていた。
「子どもはつくらないこと。」
私自身の身体が妊娠が確実にできる身体ではなく、もしかしたら不妊治療が必要かもしれないこと。
私は通常に子どもができるのであればいいが、治療してまでして子どもをもつことは考えていないこと。
私が妊娠してしまったらその当時していた仕事はできなくなるので収入がなくなること。
私の収入がなければ二人の生活はもとより、義母への仕送りもできなくなること。
将来夫は起業したいと思っていたこと。
これは私だけの意見だったが、当時の義母と夫の関係を考えると、確実に離婚が見えること。
二人で何度も何度も話し合い、どうしても子どもが欲しいという考えではなかったので
義母への仕送りと将来の起業を優先させた。
もともと義母は子どもが好きではない人なので、自分が優遇されたことを喜んだ。
数年後、ふと夫はやっぱり子どもを考えたいと言ってきたのだが
そのころ既に起業はしていたので結婚当初よりは生活にも余裕があったが
義母に仕送りする余裕はなくなるので相当悩んだようだ。
結局は諦めた。
夫は自分がマザコンだと思っていないし、
イメージ的なマザコンではなく、義母に対して素っ気無い不愛想な対応をしているが
私からみれば立派なマザコンだ。
・母の言うことは何でも受け入れ、それを実行することが親孝行だと思っている。
・自分の生活を犠牲にしても母に高額の仕送りやプレゼントを送る。
・母に見栄をはる
・(結婚当初)何でも母に相談。夫婦のことなのに母の意見が重要。
・他人からみればどうにも偏った考え方なのに、母が正しいと思い込む。
・自分からは何もしないで出来ないふりをしている母に頼られると飛んでいく。
他にもいろいろあるけど十分だ。
それが親孝行だと信じていたが、私と結婚して他人と生活することにより
自分たちが「何かおかしい」と認識できるようになってきた。
少しずつではあるが、良い方向に変わろうと努力している。
先に挙げた項目はだいぶ改善されている。
自分から母と距離を置くようになったのだ。
でも心の奥深くではまだ理解していないこともあって、
時々パンクしている(笑)
親からの洗脳って恐ろしいな。
うまく反面教師のようになれば救われただろうに。
私が厳しくズバズバ言うからか、
または息子より頼りになることが多いからか
義母は私にも依存してくるようになった。
思いっきり拒絶して「ボケ防止にもなるんだから自分でしなさい!」というと
「優しくしてよぉぉ」と甘えてくるが、私からみるとそんな甘えはうれしくもないし迷惑でしかない。
しかもその上目遣いの目つき、態度が気持ち悪い。
自分は誰からも愛されると思い込んでいることがすごい。
どうやったらこんな人格が生まれるのだろう。
私の実母もはっきり言って迷惑な人間だ。
いわゆる毒母の類。
同居していた母の両親が比較的ちゃんとした人だったし、
実母は誰かを洗脳するのではなく自分一人だけの世界で生きてる人だったので
反面教師となり、こういう人間にはならないようにと生きてきた。
結婚した相手の親とはよい親子関係を築ければいいなと夢見たこともあったが
義母のような人が当たるとは・・・涙
夫と最近宝くじを買っては遠くに行きたいと話すようになった。
年老いた一人親であるので面倒を見なければいけないとは思っているが
義母は私たち夫婦より長生きしそう。
宝くじ当たったら、困らない程度のお金渡して逃げたいと思う今日この頃だ。
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