林芙美子の評伝で、戦争を鼓舞する活動をする中、戦争の最前線で見た現実でその愚かさを知り、戦後は戦争の被害者達の現実を描く作品を産み続け、亡くなるまでを表情豊かに描いています。大竹しのぶがいくつもの声質を器用に使い分けて芙美子役を演じていました。やっぱりこの人はスゴイですねぇ。歌も素晴らしかったですし。TVの中の彼女はあまり好きではないのですが、舞台の上の彼女はすごく好き♪♪
母親役の梅沢昌代とプロデューサー役の木場勝己もベテランの余裕を感じさせる演技でお二人の掛け合いなんてうっとりするくらい良かったです。客席最前列辺りに設置されたピアノ1台だけで行われる生伴奏(演奏)by朴勝哲もとんでもなく素敵でした。最初ピアノだけ?と侮っていた自分が恥ずかしくなりましたって。。。
★★本日のお隣★★
お隣に座っていたお祖母ちゃん、周囲の人が振り向くくらい寝息を立て、かなりの時間寝ていたのに、終わった途端「素晴らしかった~」とお連れの方に熱く語ってました。おいっ!!って突っ込みたくなった瞬間でした(笑)。
演劇チケットなら@電子チケットぴあ
太鼓たたいて笛ふいて (新潮文庫) 井上 ひさし 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
林芙美子 放浪記 (大人の本棚) 林 芙美子,森 まゆみ みすず書房 このアイテムの詳細を見る |