美味!な日々

2024年4月の観劇録(その3)

夢の泪@紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
東京裁判3部作の一作とのことですが、東京裁判3部作は初めて拝見。井上ひさしだし音楽劇だし、悲哀の中にも賑やかさや可笑しみがそこここに溢れている作品で、予想していたよりはかるーい感じ。
たまたまピアノ近くの特等席で、お馴染み朴さんのピアノ演奏がよく聴こえるのはいいのですが、如何せん近すぎて歌が少々聞き取りづらかったです。(2幕は耳が慣れてきたのか大丈夫でしたが…。)

帰れない男 ~慰留と斡旋の攻防~@本多劇場
何か昭和前半の日本文学の匂い漂う作品で、「浅草キッド」もそうだったけど、林遣都くんの佇まいと演技が昭和に合ってる感じ。江戸川乱歩やら太宰やらの雰囲気も感じる世界観で、全体的にファンタジーなのでいいのですが、帰る気満々だったのに急に帰れなくなった、帰りたくなくなった主人公の心の変遷が全然見えてこないのがホンとしてはちょっと弱い気が、、、。佐藤直子さん演じる女中さんが唯一の普通の人、という感じで、彼女が出てくると何か安心しました。笑

儚き光のラプソディ@明治座
明治座で地球ゴージャス…その組み合わせの時点で面白そうな感じがしていましたが、面白かった&泣けました。
最初、ん?野田秀樹路線で行くの?と思うような言葉遊び的セリフのオンパレードから始まり、流行りのタイムリープを混ぜ、太平洋戦争を描くことで、いつもの地球ゴージャスよりもっと強いメッセージを投げかける作品になってました。太平洋戦争(第二次世界大戦)ものはどう切り取っても泣けるし、戦争の無意味さを教えてくれますね。
明治座の客席は花道あり仕様だったけどあまり使ってなかったな、というか使いこなせていなかった感じ。そうなると、邪魔なだけなので、無理に使わなくても良かったのでは…(^_^;)

歌って踊れるキャスト陣で、歌とダンスも楽しめる作品になっていたのはゴージャスっぽくて良かったです。
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