美味!な日々

2021年12月の観劇録(その1)

蜘蛛女のキス@東京芸術劇場プレイハウス
昔ウィリアム・ハートの映画は見たなぁ。見易さとか取っつきやすさで言ったらこっちのミュージカルの方に軍配が上がりますね~。ラストもショー場面で終わるので、帰り道どんより重苦しい気分にならずに済みます(笑)。
安蘭けいの歌含めたパフォーマンスがとてもとても素晴らしかったです。早替え、大変だろうなぁ。うん、素晴らしい。
『日本人のへそ』『雨』に続いて今年3回目の櫻井さんもお元気そうで何だか嬉しかったです。相場くんは気のせいか身体がゴツくなっている印象で、いつもは優男的雰囲気満タンなのですが、今作の役は全く感じず…良かったです。

鷗外の怪談@東京芸術劇場シアターウエスト
『蜘蛛女のキス』と同日に観劇。初演は金田明夫さんの演技に圧倒された記憶と意外と興味深くて面白いお芝居だった印象がある今作。全役新キャストでの再演&大好きな池田成志さんご出演とあって、池袋に行くのは面倒くさいけど、どうしても観たくて、結果マチソワダブルヘッダーと相成りました。
不思議なことに、同じ脚本なのに、キッチュさんの鷗外は金田さんとはまた違う鷗外像を見せてくれて、学生時代に舞姫を授業で習ったときから初演時も森鷗外はどちらかというと「嫌い」でしたが、キッチュさんの鷗外なら少し好きになれそうでした。
本が良くできている上に、成志さんも木野さんも瀬戸さおりちゃんも味方くんも渕野くんも木下愛華ちゃんも、役者全員も素晴らしかったです。(今年はそんな舞台が多く観られて嬉しい!)初演時もあったような気がするけど、プリントされた用語集があったのも助かりました。これがあると無いとでは、作品の理解度や集中度合が全然違ってくる気がします。
もう一度観たかったけど、上演期間が短くて断念。再々演をぜひお願いしたい。


 
 
 
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