グランマの扉

女4代にぎやかな日々

胸を衝かれる

2013-02-20 | 日記
25年以上前の事ですが、母の兄の葬儀が終わった夜、泣き笑いのような表情で言った母の一言が忘れられません。

「とうとう一人ぼっちになっちゃった」


母の前には私達娘夫婦、そして二人の孫。。


パラパラ涙をこぼしている母を見ながら「私達がいるじゃない」と言う当たり前の言葉が出ませんでした。



母は多分自分の生の根源が断たれてしまったような気がしていたのでしよう。

その母の胸にぽっかり出来たのであろう深い喪失感に胸を衝かれてしまったのです。


 



昨日お婿ちゃんのお祖母ちゃんの葬儀が無事終わり、娘達が帰って来ました。

改めてお悔やみを・・と思いあちらのお母さんに、夜お電話をしました。
母一人子一人で育って来たお母さんです。
色々あったとは言え、どんなにお力落としでいらしゃるかと・・・


そんなお母さんから帰って来た言葉。


「実はずっとそちらの御夫婦を兄姉のように思ってきました。  これからは、どうか実家と思わせて下さい」


母の時とは別な意味で胸を衝かれました。




結婚して新しい自分の家族が出来たとは言え、自分の生の根源の部分でずっと孤独だったのであろう小柄な彼女の姿が浮かびました。




血は繋がっていなくとも今や深いご縁で繋がっている私達。

昨晩私にもう一人妹が出来ました
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