こういう事故があった時、知りたいことは原因。
何故起きたのか。
防ぐことは出来たのか。
なので、専門的な検証があるまではマスコミは不確かな情報は流すべきではないと思います。
今回も警察や消防署の検証中に、あたかも居酒屋の店員のミスのような報道があったそうですが、その辺の噂話レベルのものは公共の電波には乗せて欲しくないなあと。
で、今のところの検証では、皆さま御存知のように100本以上のスプレー缶廃棄の為の穴あけでガスが室内に充満。
手を洗おうとして湯沸かし器をつけ引火して爆発・・のようです。
実は札幌では、家庭用のスプレー缶類の廃棄は、平成29年7月までは、自分で穴をあけて月に一回の収集日に出す事になっていました。
ガスが残ったままのスプレー缶によるゴミ収集車の火災が年間50件もあり、その度に収集の遅れや1400万もの損害があったからです。
ところがそのルールが出来てから、平成25年以降、スプレー缶類に穴をあける作業画が原因と思われる火災で3人が死亡。
穴あけが怖いという意見も多く、2年ほど前から試験的に一部地域で、使い切ったスプレーは穴をあけずに、収集車の側面に設置された箱で収集という方式が試されました。
その結果、収集車や穴あけ作業が原因と思われる火災はゼロに。
これを受けて昨年7月から全市でこの方法が採用されるようになっています。
週に2回、透明もしくは半透明の袋に入れて決められた日に出すのですが、注意としては必ず空に、そして一度に沢山は出さないようにと。
使い切れなかったスプレー缶類は清掃事務所、消防署等で引き取りしてくれます。
が、これはあくまでも家庭用のスプレー缶類のこと。
今回の様な事業所のものは、叉違うルールが決められているのかもしれません。
どちらにしろ、私は集合住宅に住んでいますので、こういう事故は本当に怖い。
特にこの大掃除時期。
自分は勿論ですが、ひとりひとり、たかがスプレー缶と思わず、きちんと処理しなければと、つくづく思いました。