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色鮮やかな楼門を潜ると、これまた豪華な御社殿が見えてきました。
1617年に建てられた、本殿・石の殿・拝殿の三棟からなる複合社殿です。
そしてこのスタイルがここから全国的に普及されるようになったそうです。
国宝です。
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家康の遺言は、遺骸は先ず久能山に葬り、一周忌が経ったら日光山へ
その為、遺骸はここ久能山東照宮に、そして御霊を日光東照宮に移したのではないかと言われています。
ですからあの日光東照宮もここ、久能山東照宮を模して造られているそうです。
ところで実は東照宮、彼方此方にあるのを御存じですか?
廃絶されたものを含めると、一時は全国に700社もあったそうですよ。
これは家光の進言もあり、譜代大名、徳川家と親戚関係がある外様大名らが競って建立したからだそうです。
今でも130社も東照宮があるそうです。
唐門から見た風景
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透塀
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この右の方にニヨッキリと写っているのは
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大蘇鉄です。
樹齢650年で、幹の太さは2メートル。
今でもよく実がなるそうです。
さらに上に進むと神廟が
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遺言に従い、西向きに建てられています。
色鮮やかな建物を通り過ぎたところに、ひっそり奉られている神廟ですが、その参道には諸侯奉納の石灯篭が並んでいました。
おまけの色々
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家康手植えのみかん。
たわわになっていましたが、神様にお供えするものなので採らないようにとの注意書きが・・・
このお札売り場の並びに
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なんと
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実は静岡県はプラモデルの出荷量日本一。
その模型作りのルーツは、久能残東照宮を建立する為に全国から集まった職人さんと言われているんだそうです。
その匠の技に敬意を表し、奉納されたものなんだそうです。
淡いピンクの花が見えますか?
桜なんですよ。
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そしておまけのもう一つのエピソード
実は久能山東照宮、祀られているのは家康だけではありません。
豊臣秀吉・織田信長も一緒に祀られているんですよ。
小説の舞台を実際目で見た夫は、帰宅してから改めて佐伯さんの小説を読み直しております。
案内して下さったPちゃん御夫婦に感謝
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明日は富士山と、広い広いお庭と、帆船と、素晴らしトイレと、鰻と・・・
盛りだくさんですよ~
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