今なお大変な思いのさなかにある被災された皆様……
どうぞ一日も早い日常生活の復旧を心よりお祈りしています
決して明けない夜はなく トンネルの先に必ず光があることを忘れないで
多くの人から届けられる励ましや祈りによって
いっとき御心が温められますように
まさかのことが起きたとき
それを経験して初めて気づくことがあるものですね
どれほど日常生活が 平和で穏やかなものであるのか
足りないものばかりに目が向いて
つい不平不満を口にしがちだったりする毎日も
じつは必要なものは十分に与えられて
ありがたい日常を生かされているのだという事実
それにしても 困難な出来事を天はお与えになるもので…
それは人ごとではなくて 明日は我が身という気持ちにもさせられます
つい最近、必要があって読んでいた本があります
「ネイティヴアメリカンの教え」について書かれたもの
著者のトム・ブラウン・ジュニアが、わずか7歳の時に
リパンアパッチ族最後の長老のグランドファーザーに出会い
彼から自然と共に豊かに生きる知恵を直伝で教わりました
その古来、大切に伝えられて来た
地球やすべての生き物と調和して生きるサバイバル技術
宇宙と繋がり直感に従って行動すること
自分を癒し、他の生命や地球を癒すヒーリング法など…
現代人が忘れてしまっている本来の能力や意識の使い方があるのだと
この本を読むと 改めて気づかされます
五感を研ぎ澄ませて行くことによって 第六感が開かれ
それはまさに自分に危険が迫っているとき
真っ先に働いて 自分自身や大切な人を守ることができるのだ……
ネイティブアメリカンの智慧に学ぶべきことがたくさんあるなぁと
思っていた矢先に ドカ~ンと地震が起こったのです
私たちは地球によって生かされている
母なる大地から豊かな恩恵をつねにいただいている
けれどふだんそのことに どれほど感謝の想いをもっているだろう?
自然界の調和を無視して、自分勝手なことをしている人類を
地球というお母さんは文句一つ言わずに受け入れて……
ずっと抱きしめてくれて 命を温めてくれている
本当は人知れず 痛みを抱えていたに違いないのに
ネイティブアメリカンの教えの中では
私たち人間は、地球にとって[ケアテイカー=世話人]だと語っています
荒れ果てた大地の世話をして 豊かな自然に甦らせることや
無機質な状態の土地を 美しい配置に木を置いたり彩り豊かな花を植えたりして
気持ちよい空間として生まれ変わらせるのは人間の役割であり
人間がいるからこそ美しい地球が維持できると…
そんなふう教えているのです
誰一人として無力な人はいなくて
みんなが地球から必要とされている のだと……
智慧、思考、意識を与えられている私たち
祈りや意識の力が発揮されるのは ここからなのかも知れませんね
目の前に映し出されるものは つねに自分の心と連動している
であるなら自分の内側に目を向けて
愛と安らぎの状態に 自らの意志で整えていくこと
それが貢献に繋がるのだと思います
何もできない ではなく 何でもできる
祈ることは大きな貢献だと 多くの人が気づき始めているのでしょう
トムブラウンジュニアによって書かれたグランドファーザーの教え
今読むとスーッと入ってくるでしょう
おすすめです!