既報の通り、今年で15回目になるゆめ観音・アジアフェスティバルが9月7日に大船観音寺で開催されました。
拙僧が法事のお勤めを終えて会場に入ったのは午後4時過ぎ。少しずつ夕空に変わっていく時間帯でした。
観音さま前の舞台では、ちょうどSAKARAK (カンボジア舞踊)のかたが舞踊の最中。
女性舞踏家の静かなステップが、祈りの心とともに観音様に奉げられていました。
指先や身振りなど踊りのポーズにはさまざまな意味があり、ちょうど行った時の踊りでは、お寺にお参りに行きたいとの願いが踊りに込められていたようです。
髪飾りや衣装も、カンボジアや東南アジアの雰囲気がたっぷりです。
カンボジア舞踊の次は小山貢憲会 (津軽三味線)の方々の奉納演奏。
いちばん手前の方は、私が永平寺東京別院在籍の時に一緒に修行したⅠ田君のお兄さん。
説教師としても活躍する、いわば三味線法師。
天は二物も三物も与えるのですねえ。
小山会の頃から次第に暗くなり始め、演奏終了の頃は灯りが入りました。
灯火の揺れる階段や参道は、なかなか素敵な雰囲気です。
三味線の奉納演奏が終了し、続いてベトナムの方の読経供養が終わって、住職らが出仕する「万灯供養法要」が行われました。
で、法要の後は火を使ったエキゾチックなダンスで熱狂的なファンも多い、Ethno-Exotica Vaudeville (多民族的ヴォードヴィル☆エンターテイメント)のステージ。
今年も非常に質の高いファイヤーダンスを見せてくださいました。
正午過ぎから始まって夜までの奉納演奏や舞踊。なんにせよ、大がかりなイベントですから、裏方は大変です。
大船観音寺雲水さん、本山から手伝いに来てくれた雲水さんや学生のみなさん、遅くまでお疲れさまでした。
企画運営の主要スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした。
終了後の大まかな片づけをして大船観音寺の山を降りたのは午後10時半。
仲間内でお疲れさん会。
一杯飲んで・・・のつもりがいっぱい飲んでしまって、ウチに帰ったのは午前零時をはるかにまわった午前1時半。
みなさん、ほんと、お疲れさまでした。
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さて、大船観音さまの胎内には千体仏が奉納されています。
小さな仏さまがズラリ並んでいる様子は、なかなかのものです。まるでミニ兵馬俑のよう。
大船観音寺では千体仏を彫る教室が開催されていて、その教室の生徒さんが彫ったものだそうです。
興味のある方はこちらをご参照ください。これもkamenoさんのブログです。
ひとのふんどしで相撲をとったような、今日のブログはここまで。