緊急事態宣言が解除となり、街の雰囲気は少し賑やかになった感じがします。
神奈川県内の新規感染者数も、ひところと比べると「激減」の言葉がふさわしいほどの減り方です。
お寺で行われる法事も、昨年の今ごろは例年の8割減、しかも参詣者はひとりふたりという様子でしたが、ここにきてようやく従前のレベルに戻ったようです。
オンラインでの法要も行っていますが、やはり対面して読経したりお話したりというのは住職にとっても有難いものです。
体温の感じられる法要というのでしょうか、故人を思う心が読経する私たちにも伝わってきて、こちらも気持ちが込めやすくなります。
法要後に二階和室で家族でお食事を召し上がられる方も、すこしずつですが増えてきました。
先日も3組の会食があり、久し振りに賑やかな笑い声を聞くことができました。ちょっとうれしい。
これからもこんな感じで進んでいけば、お寺としても本当にありがたいのですが、
海外の変異ウイルスによる新規感染者数増加のニュースを聞くと、まだまだ油断できないなとも思っています。
この年末年始で人の往来が増えて、そこから感染が広がらないかがお寺として今一番の懸念材料です。
年末年始の人の動きは2月頃の感染状況に直結しますので、いきおい来年の節分開催には慎重にならざるを得ません。
今年の1月は感染状況が悪化の一途をたどっていましたので、参詣者を入れずにYouTubeで福笑い節分寄席とご祈禱法要を配信しました。
しかし現在の状況では、来年どの程度での開催レベルが可能なのか、まだ見通せないところがあります。
今年が開催の最低レベルとして、一段上げて参詣者を入れて寄席の観覧、法要をするのか、それとも従前どおりフルセットで関取衆を招いて豆まき、福引まで開催するか。
国内のワクチン接種率はすでに70%を越しているそうですので、なにも心配することはないとも思うのですが・・
さて、どうしたものか・・・
これからの感染状況を見ながら来月中旬ころまでには判断したいと思います。
さてさて・・・来年のことを言うと鬼に笑われるとはよく言ったものです。
このところ鬼に笑われっぱなし、ですね。
・・・・・・
11月の声を間近に聞いてか、園内の紅葉や黄葉も少しづつ進んできました。
冒頭や次の写真は、お地蔵様まえの山法師の紅葉。
真っ赤になるのももう少し。
庭先の枯れ葉をよけるとイチゴの花が咲いていたり、水仙の芽が出始めたりしています。
このところ朝はかなり寒くなってきました。
コロナはもちろんですが、風邪やインフルエンザが流行する季節です。
くれぐれもお大事にお過ごし下さい。
今日はここまで。