歳末助けあい托鉢をおこないました。

歳末助けあい托鉢　報告

さる１２月２２日、「歳末助けあい托鉢」をおこないました。

これまでのブログ（ボランティアのカテゴリをご参照ください）にも書きましたが、
当教区では「歳末助けあい」だけでなく、ここ数年、国内外の地震や水害、ハリケーン等の被害で
困窮している方々への援助を目的として、幾度となく托鉢をおこなっています。

今回は、教区５ヶ寺から８名の参加者を得て、大船駅周辺にて托鉢がおこなわれました。

大船駅前は、ご存知「大船観音さま」が見守ってくれる心温かな街です。
毎年秋の「ゆめ観音・アジアフェスティバル」や夏のキャンドルナイトなど、
一般の方にも親しみやすい行事も多くおこなわれていることから、
観音様と街の人の距離が近いという感じがします。

そんなご縁もあって、幾度となくこの大船駅周辺で托鉢修行をさせて頂いています。

街の方々も心得たもので、「ご苦労様です」「さむいから風邪引かないで」など、
喜捨のおりに声をかけてくださり、また、接客に忙しい店員さんやバスのチケットを売るおじさんもわざわざ道をわたって喜捨していただきました。

喜捨のあと、一心に合掌して祈る人あり、スッとその場を離れて喜捨の跡をのこさぬ人あり。
托鉢は、金銭とともに心を托されているのだな、といつも実感します。

午前１１時頃から午後１時半まで、駅周辺を托鉢し、合計６万２２２１円もの浄財をお預かりいたしました。
皆様方の善意は、日本赤十字社宛に送金させていただきます。

当日ご喜捨いただきました方、本当に有難うございました。
また、参加いただきました方々には年末のお忙しい中、お疲れのところ、心より感謝申し上げます。

鎌倉・道元禅師顕彰碑でキャンドルナイトが行われました。

同日午後６時から、鎌倉八幡宮横の道元禅師顕彰碑でキャンドルナイトが行われました。

大船観音で行われた今年夏の２回のキャンドルナイトにつづいて、今年最後の３回目のキャンドルナイトは、
道元禅師鎌倉下向の顕彰碑で行われました。

　　　　　　

今回のキャンドルナイトはkamenoさんのブログにもあるように、てんぷら油などの廃油を再生して車のディーゼルエンジンを動かす、
いわゆるバイオディーゼル燃料を精製、販売している会社「ロゼックス」さんにも参加していただき、
さらにサンタクロースならぬ「禅タクロース」にもお出でいただいてのキャンドルナイトとなりました。

しかし、今回非常に特徴的なキャンドルナイトになったのは、趣旨に賛同され参加した方々が大きく広がりを見せたというだけでなく、
私を含め参加された方々が顕彰碑の前で自発的に坐禅を行ったということです。

場の力、とでも言うのでしょうか、先年亡くなられた宮崎奕保禅師さまの大書された「只管打坐（しかんたざ）」・・ただひたすらに坐禅する・・
の顕彰碑の場所の持つ、なにか圧倒的な力が坐禅に導いてくださったような気がします。

外で坐禅を組むということはあまりないのですが、
今回顕彰碑の前で坐禅をさせて頂けたのは非常に貴重な経験となりました。

揺らめくロウソクの炎。　　

風に飛ばされ、音を立てるモミジの葉。

衣のすそを動かす、師走の風。剃髪の頭に落ちる小枝。

お参りする人の静かな話し声やバスの走り去る音。

一時間あまりの坐禅の時間でしたが、非常に得がたい坐禅の時間となりました。

キャンドルナイトはそれぞれ開催する方々の志向する方向によって、その催しのあり方だいぶ違うようです。
ロウソクの光を灯すのは共通ですが、音楽会を開いたり、落語会やトークセッションを催したりする所もあるようです。

宗門の教えの中でキャンドルナイトをするのであれば、この形もまたよいのではないか、と思いました。

坐禅。安楽の法門。

坐禅をさせて頂いたご縁のなかで、道元禅師様の

「杓底の一残水、流れを汲む千億人」
（柄杓の底に残ったすこしの水でも、元の流れに返しなさい。
　　　多くの方がその一滴の水の恩恵のあずかることが出来る）

の教えをふと思い出したことでありました。

※「ひろば」http://freesia7.blog10.fc2.com/blog-entry-172.htmlさんに
「杓底の一残水、流れを汲む千億人」のわかりやすい解説があります。

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今日のおまけ

普段使っているカメラ（ペンタックスＫ１０Ｄ）が、ふとしたことから壊れてしまいました。
あまり使わない小さいカメラ（リコーGX２００）で写していますが、使い慣れないせいか、思うような色が出てくれません。

レタッチソフトもあまり使いたい方ではないので、できるだけカメラ本体で何とかしたいと思うのであります。

写真がなんかヘンね、という方もいらっしゃると思いますが、サンタさんがカメラをくれるよう御願いしております。いましばらくご辛抱ください。