2月の倫勝寺 行持日程
◎2月3日(木)節分会(詳しい説明はこちらから)
◎特別坐禅会 涅槃会摂心
期日:2月10日(木曜日)~14日(月曜日) ※11日(祝日)は朝粥がつきます
時間:午前6時半から8時(坐禅2回)
場所:倫勝寺本堂 ※参加自由
お釈迦様のご命日である2月15日は、お誕生日(4月8日)、お悟りを開かれた日(12月8日)と並んで仏教徒として大事な日です。
永平寺や總持寺などの修行道場では、お釈迦様への報恩行として一週間坐り詰めの厳しい修行、摂心(せっしん)をおこないます。
倫勝寺でも下記時間で摂心をおこないますので、ぜひご参加ください。
午前6時30分 止静(坐禅始め) ※本堂は6時には開いております。
7時 抽解(休 憩)
7時10分 止静(坐禅再開)
7時40分 放禅(坐禅終了)
引き続き 朝のお勤め
◎坐 禅 会 (於 本 堂)
22日(火)夜坐 夜7時より9時
◎写 経 会 (於二階和室)
25日(金)午前10時開席・午後2時読経
倫勝寺 住職
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節分の準備も、通常の寺務の合間を縫って進んでいます。
書き物や、精進膳の献立をたてて買い物に行ったり、道具を出したり・・・
今日はかば焼きのたれや玉コンニャクのたれ、田楽の味噌をつくりました。
法事や葬儀の合間にあれこれ準備をしています。
昨日からは黒豆を煮始めました。精進膳の盛り込みの一品です。
黒豆の煮方をよく聞かれますが、特に秘訣などはありません。
いただいた丹波の黒豆のケースに書いてあるのを参考に、3、4日かけて煮ています。
あえて言えば新しい豆を使うこと。
できればちょっとお値段が高くても良い豆を煮たほうが、間違いなく美味しくできます。
厚手の鍋を使うのも、コツの一つかも知れません。
煮方はおおおそ次の通り。
材料 黒豆 約1キロ
水 18カップ(3.6リットル)くらい
重曹 小さじ2くらい
塩 大さじ2くらい
砂糖 800グラムくらい
醤油 3/4カップ(150ccくらい)
錆釘(ガーゼに包んで17,8本)や鉄卵(鉄鍋で煮る時は不要)
※調味料等の量は、各人の好みに合わせて調節してください。あなた自身の味に仕上げることが大事です。
1 豆を水洗いし、ざるにあけておく
2 鍋に水と調味料、錆釘を入れて沸騰したら重曹を入れ、豆を入れて蓋をし、一晩つけておく。
3 鍋を強火にかけ沸騰寸前で火を弱め、泡やアクを取りさし水1/2カップほどを入れて火を止めて紙蓋をし、さらに鍋の蓋をして4、5時間置いておく。
4 3をもう一度繰り返し、一晩置いておく。
5 汁がふきこぼれないように、弱火で合計8から10時間くらい煮つめる(ときどき休んでも大丈夫)。
6 水分が足りなくなったら、その都度水をたす。
7 やわらかく煮あがったら火を止め、そのまま一昼夜置いて味をなじませる。
時間はかかりますが、煮込んでいる時は時々休んでも大丈夫。
朝に時間のある時に煮立てて火を止めておき、夕方帰って来てからまた火を入れる、というのを何回か繰り返せば、けっこう上手に煮えます。
かえって光熱費の節約にもなりますしね。
豆は気長に煮るのがいいのかも。
圧力なべをつかえばもっと簡単に煮ることができます。少量であれば、ですが。
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節分の準備にあと3日しかありません。頑張らないといけませんね。
今日はここまで。