◎12月の倫勝寺 行持日程
特別坐禅会 摂心 (於 本堂)
期日:12月1日(日)~7日(土)
時間:午前6時半から8時(坐禅2回)
場所:倫勝寺本堂
※参加自由 1日(日)は朝粥がつきます
※参加料 100円(中学生以下は無料です)
お釈迦様は永年の苦行ののち、12月8日の早朝、坐禅中に見た明けの明星の美しさによってお悟りを開かれました。
この故事にちなんで、全国の禅宗の修行道場では一週間坐り詰めの厳しい修行をおこないます。
倫勝寺でも上記期間、朝の坐禅会をおこないます。期間中の1日だけでも結構ですので、ぜひご参加ください。
初めて坐禅する方は、6時頃までにご来山下さい
時間割
午前6時30分 坐禅始め
7時 休 憩
7時10分 坐禅再開 坐禅中お話し
7時40分 坐禅終了
引き続き 朝のお勤め
坐 禅 会 (於 本 堂)
17日(火)夜坐 夜7時より9時 ※都合により今月は第3火曜日です
写 経 会(於二階和室)
27日(金)午前10時開席・午後2時読経
倫勝寺住職 馬場義実 合掌
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毎年のことですが、11月はお寺の祝賀行事の多い月です。
住職の新任式や、それに合わせてお弟子さんの修行成果を見極める式などもあり、
主催するご寺院さんはそれこそ目の廻る忙しさになります。
今月は2か所のお寺さんでの新任式に参加してきました。
住職は先代住職の3回忌に併せて平成10年に新任式を行いましたから、もう26年前になります。
まだ38歳、でした。
私のように若い?うちにできればいいけど、年取ってからだと大変・・・
昨年も岩手の友人が64歳で新任式を行いました。
今月も藤沢に住む大学の同級生で永平寺同期の友人が、やはり新任式行いました。
もうとっくに住職になっていて、いろんな事情から式だけが今の時期になったのですが、
お寺というのはこういった式典を大事にするところなので、もう慣れてんだからやらなくてもいいじゃん、というわけにはいかないのです。
実際、その式を行って初めて住職としていろんなことが腑に落ちる、檀信徒の方々も理解できる、ということもあります。
何年も準備してこの日を迎えるというのは、本人はもちろん、周囲の者にとっても感無量のところがありますね。
大学のゼミも一緒でしたから、ほんとにながーい付き合いなのです。
もう46年かあ・・・倫勝寺に来ることになったとき、彼が近くにいたことが本当に心強かったですね。
寺に入って1年で先代住職が亡くなったときも、あれこれ、本当に身を削って手伝ってくれました。
閻魔様で有名なお寺ですので、新任式の日はさすがの閻魔様もきっとにっこりされていたに違いありません。
※お祝いの会食会場に行く途中、江ノ電鎌倉高校前の踏切です。
さすが湘南名物、しかも聖地巡礼の名所です。たくさんの観光客でにぎわっていました。
外国人もめっちゃ多かった・・・びっくり
藤沢のお寺では法要関係の役についていたので写真を撮るわけにはいきませんでしたが、
前の週に参加した秩父のお寺さんでは、参列して見届けする役でしたので、ちょっと写真を撮ることができました。
新任住職さんは、私が東京別院で台所をしていた時に修行に来られた方です。
こちらも、もうあれから30数年が経過しています。
高校卒業して僧堂に来られたあの小柄で細身、紅顔の美少年。
修行を積んで貫禄がでてきました。
これまでも本山や地方寺院での授戒会など、いろんなところでお会いしていますが、さらにいい顔になってましたね。
今回の法要は住職新任式だけでなく、開創500年や山門袖壁の改修、開山さまや先代住職さまの年忌法要など盛りだくさんで、
よく倒れなかったなあと感心するばかり。
諸堂落慶法要ご導師に永平寺の禅師様をお招きしていたので、よけいに気を遣ったと思います・・やっぱり住職業は体力だな。
諸々の書き物も彼が書いたそうで、立派な筆さばきにただ感心するばかり。
肌寒い早朝からの新任式も、お弟子さんが主役の行事を行う頃には温かな小春日の日差しが出て、
厳しさのなかに穏やかな心を持ちあわせた新任住職そのもののような気候になりました。
よかったなあ。懐かしい面々にも沢山お会いでき、良い一日になりました。
お二人とも、本当におめでとうございました。
今日はここまで。