今日は少し暖かかったのですが、このところずっと寒い日が続いていました。
気温がかなり下がった朝などは、お地蔵さまの手水鉢にがちがちの厚い氷が張っています。
陽が昇り始める直前が一番寒いようで、勤行のときに本堂の窓や戸を開けるのが、億劫に感じることもあります。
でも、いくら寒いといっても横浜のことですから大したことはありません。
ダイヤモンドダストが見られるような寒さではないので、北国の方には笑われそうです。
さて、そんな寒い朝には、ちょっと変わった氷を見ることができます。まん丸の氷、雫の氷です。
鳳倫閣前の滝の小さな滴が菖蒲などの葉っぱについて、瞬時に凍ってしまったものなのでしょうか、滴のままのまん丸の氷です。
「凍結した表面張力」とでも言いましょうか 。
下の写真のように、しぶきに濡れた葉の先が少しずつ凍っていくのはよく見かけますが、滴のままで凍ってしまうなんて・・・よっぽど寒かったのかもしれません。
たまにこんな自然の美しさを見つけることがあると、寒さもまたいいものだ、などと思ってしまうのでした。
下は夜明けの寒椿。
垣根のサザンカはだいぶ散ってしまいましたが、まだまだ見ごたえがあります。
水仙も白さを増してきました。近くに行くと本当に良い香りがします。
今日はここまで。